部下に敬意を払わない上司は、会社に大きな経済的損害を与えている。
敬意を払うことが報酬の一部であるということは、それが不足しているぶんだけ、給与を引き上げないと金銭的報酬は少なくても、より多くの敬意報酬を支払ってくれる競合他社のトータルの報酬額の方が大きく、人材を引き抜かれてしまうからだ。
雑庫/雑録/Tumblrから引用させてもらいました。
敬意の払われ方は、色々あると思います。
礼儀の作法として、社員を大事にするのは当たり前でしょう。
他にも昇進であったり、昇給だったりするわけです。
自分は定年まで七年ですから、敬意は払われないのかもしれない。
駐在で社長を務めて四年間、間もなく日本に変えるわけです。
帰っても、こちらに赴任した時の役職のままです。
給料が上がらなくても、肩書きだけでも何とかならないのか。
まあ落胆して、やる気がなくなりました。
ところで、タイの現地法人は設立して、およそ四半世紀です。
自分の在任中、過去最高の業績を残しました。
事業拡張を狙って、工場用地も取得してあります。
新社屋の増築も終えつつあり、最近、新しい社長室にも入れました。
一方、昨年の洪水被害を無事に乗り切れたし、言うことはありません。
私としては、120%の成果です。
それがなぜか報われないんですよ。
帰っても四年前の肩書きと同じままで働くのです。
これまでの歴代社長で、唯一昇進しなかった人物となりましょうか。
一抹の寂しさは隠せようもありません。
今日は、海浜のローカルな観光地でのんびりしています。
でも、明日からは仕事があると思うと、気乗りしない。
工場長は、社長には日本にもどって昇進してもらいたい。
一人でも多くの元社長がそうなれば、こちらの現地法人をサポートしてくれる。
だから、業績を伸ばし続けるのが目的だと言っていました。
こんなことを、酒の席で聞かされていたのです。
道産子社長の場合、選外も選外、論外でしょうなー。
日本に帰っても彼らを助けてやることは、できないようです。
これって、すでに軽いそううつ病かもしれませんね。
週刊新潮を買って読んだ記事に、新タイプの症状が紹介されていました。
まさに、自分が似ているんで、ぞっとしました。
と言うわけで、これからの日本企業には、この手の躁うつ病患者が激増していくんじゃないかと、自分を振り返って思いました。どんなに頑張っても敬意が払われないのであれば、若い人は意を決して会社を去っていくのかも知れない。一方、自分みたいなロートルは、しがみつくだけなのだろうか。既に老後の準備を終えつつあるので、年収には関係ないのです。海外でも良いから敬意を表してくれる会社は、どこかにないかと思った道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)
6 件のコメント:
グリグリさんは、運、鈍、根の中の「鈍感力」を使い忘れたようですね。
貴殿の功績は社内でも万人が認めていたことでしょう....が、言動ともにやり過ぎたゆえに 社長を含め現役員内に危機感が生まれ
貴殿を引き上げなかったのでしょう!
役員と言えど出世欲には限度が有りません。
要するに、貴殿が強いのですよ。
サラリーマンの営業力は社内営業の力も大事です。
今後は、競争会社に獲ってもらって見返すか! 定年まで割り切って勤続するか!の何れかですね。
過去の人さんへ、
いや、こちらの社内事情を知らないから、一般論で話されるのでしょう。コメントに感謝します。
国内技術部門の人でも、ちょっとかわいそうだと思える遅滞な昇格人事が増えているのは、間違いないようで、この間、その一人と電話で話す用事があったのですが、脱力的な声が状況を説明していました。
つまり、私以外にも同類相憐れむ人々が多くなっているのは、間違いないようで、十年後に災いしないことを祈るだけです。
会社の経営状況もあるのでしょうが、これ以上書くと匿名性が守られませんから。
それと、この業界に競争相手はいません。となると、移る先を探すのは難しいのかもしれません。
いろんな選択肢をもっておかれれば良いと、私はおもいます。
今すぐではなくても、ぐりりん社長を必要とするような中小企業が現れるかもしれません。
もし今の会社に残るのなら、せっかく職人営業という強みをぐりりん社長はお持ちなのですから、ISOの審査員などの資格を在職中に取得し、定年退職後、それを活用することもできます。ペラペラの紙切れでとりあえずISOを取った企業もいることですから、それを見直すということも、仕事になる可能性があります(現場までISOが浸透していない。依頼された専門家が、紙切れだけ仕上げて取得しているなど)。
選択肢を狭く狭く考えてしまうとウツっぽくなってしまうのは、誰にでも言えることでしょう。ぐりりん社長の今の気持ち、話は少しずれますが、男女差別の上、いくら男子より仕事をしても基本給すら同期男子と一緒にすらならなかった私の悔しさと似ているような気がします。
いずれもっと広い世界で戦えるためのした準備期間として、今を捉えてはいかがでしょうか。人生、60歳が終わりではありませんから^^
とよこさんへ、
公開されても匿名性が維持されるブログと言うのは、ある程度自制が効いていれば、憤懣やるかたない事情を吐露するには、うってつけでしょうか。
そうすれば、自分なりのマインドコントロールができて、精神衛生上、良いのかも知れません。
少し現実的に見つめなおして、日本の生活を先ずは再設計しましょうか。
それより、ゴールデンウイークまで休暇をご本社様から分捕りましたので、大阪まで出向けられそうです。
お会いできますか。
私もぐりりん社長とお会いできればうれしいです。
でも私は、企業というより、家業・生業やら創業のご支援をさせていただくことが殆どで、大手や中堅企業のコンサルらしいお話などはできません。
なので、1人の変態な人間として、お会いさせていただければ幸いです。
以下が私の捨てメールです。
michikofree@mail.goo.ne.jp
こちらに連絡いただければ、本メールをお知らせいたします。また落ち着いた頃にでも、ご連絡くださいませ。
とよこさんへ、
了解しました。
このメアドを使って便りを出させていただきます。
先ずは、家内の両親が最後の桜かもしれない旅で日本を訪れますので、付き添った後に、一度、連絡を入れさせていただきます。
宜しくお願いします。
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