2012年3月3日土曜日

マエ・ランプンはそれなりの海浜景勝地の巻き


沖合いには、リゾート地サメット島が見えております。
子供たちが服を着たまま、海水浴をしていました。
地元の人たちは、公衆の面前で肌を晒すことがないみたいです。

その代わり、白人オババの水着姿がありました。
寸胴、ボンレスハムみたいな容姿は、ものすごい。
まるで、借景の破壊魔のように振舞っていたのです。

それで、若い外人観光客は、ほとんどいません。
五十代以上のシルバー指定みたいな保養地です。
あの有名なパタヤの喧騒とはまるで違っていました。


あそこから車で一時間しか離れていないのに静かです。
砂浜の海岸にめぼしいスポットは何もありません。
道路に沿って居並ぶ宿は、質素で星が付くのかどうかも分からない。

それで、泊まったゲストハウスにも驚かされました。
オーナーはアメリカ人だと聞いていました。
でも、到着したら店番みたいなタイ人の女性しかいない。

アゴダで予約したバウチャーを見せると携帯で電話を掛け始めます。
二三分したら、そのオーナーが実にラフな短パン姿でやって来ました。
何でも、部屋に至る給水管が壊れて水道が使えないらしい。
 
※値段勝負ですが、朝飯はOKらしい。

近くに代わりの宿を紹介するから、泊まるように言われました。
はっきり言いますが、コミュニケーションは全て英語です。
語学にチャレンジしたい人だけが、ここに来て見てください。

まあ、ここまで来て帰るわけにもいかない。
オーナーは、突然、荷物を取り上げて外に出始めました。
ご沙汰に従って、後を追っかけるしかないのです。

すると、五十メーターほど離れた場所には、ちんけなホテルです。
どうも話がついていたらしく、部屋を紹介されました。
請求書まで出されたんですが、既に振り込んだいって無視しました。

とにかく、部屋まではたどり着けました。
でも、無料Wifiも専用ビーチもゲストハウスまで出かけなくてはならない。
なんだか、とても気乗りしなくなりました。

と言うわけで、波乱に富んだケチケチ旅行が始まったのでした。それでも、午後からは木陰の砂浜でゴロゴロしながらゆっくり過ごしました。本当に海岸しかない観光地ですが、のんびりするには最高かもしれない。シルバー世代ご指定なのも、むべなるかなと思ってしまった道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

4 件のコメント:

短足おじさん さんのコメント...

面白い所に行かれましたね。
何しろ海が綺麗、と言うかそれしか有りません。
多少それらしい所は少し先の岬を挟んで反対側、サメット島に行く船着場があるのですが、そこに土産物屋が有ります。
名物はカピという海老を発酵させたミソみたいな物。
タイ人は大好きなのですが臭いが凄い。
臭いの苦手な人には決してお勧めできない代物。
岬まで足があれば、岬がちょっとした小山になっており、其処に洒落たホテルとレストランがあったはず。
海を見ながらの食事も悪くないと思います。

若し時間が有ってチャンタブリまで行けばピンクのイルカだとか、プリューの滝(Nam Tok phliv)とか見所が色々有りますので、次回のお楽しみです。
チャンタブリは宝石でも有名で、ルビーの産地です。

では綺麗な海を堪能してください。

ぐりぐりももんが さんのコメント...

短足おじさんへ、

サメット島までは、目と鼻の先ですが、こちらは地元の人と白人リタイア組みが来るような海岸ですので、実にローカルですがコストパフォーマンスは高いのです。

私は、メーカーの人間ですからコストが命です。ですでの、レジャーも対費用効果の低い有名な観光地は好みません。

外人料金ばかり取られて腹が立ちますので、安く安く行ける方法と場所を探して出かけます。

こうすることによって、現地の諸物のコストが分かってきて、会社経営に役立った分けです。

ドリアンランタロウ さんのコメント...

タイのローカル情報大変参考になり有難う御座います。ドリアン好きなのでスパトラに良く行きます。メーカーはコストパフォーマンス優先とのお考えで地元民を見るとは素晴らしい。私は、タイ語も英語も全く駄目なので、こらからはスーパーで地元民の行動を観察します。次回スパトラに行ったらマ・エランブンの屋台に寄って見ます。実際、英語情報は多いのですね。でも電子辞書片手の身では修行が足りません。

ぐりぐりももんが さんのコメント...

ドリアンランタロウさんへ、

コメントをありがとうございます。
英語は重要ですよ。
ただ、グーグルの無料翻訳の精度が向上しています。
旅行・観光の単語力が増えれば、なんとかなりましょう。
チャレンジしてみてください。
それと、スーパーで観察するのは正解です。
ミャンマーへ出張したときも、スーパーで経済事情を推し量りました。役に立ちます。