2010年7月22日木曜日

チョンガーでギンギンロックだぜーいの巻き

そうなんです。

今日から一ヶ月近く、チョンガーに戻ってしまう羽目になりました。
上さんが、日本に戻ってしまったのですよ。
途中で親元のところで遊んでいくとも言っていたので、里帰りも兼ねています。

とにかく、日本に住める在留許可が間もなく切れてしまうのです。
せっかく、長い期間を獲得したのだから、日本で住んでおれば良かったかもしれない。
でも、そこは宮仕えの辛いところです。
うだつの上がらないと思った旦那も、嘘か真かタイの駐在になってしまったのでした。

こうして、でこぼこ夫婦は、バンコクでこうして今まで住んできました。
住み始めて三年を迎えるのも、もうすぐ目の前です。
でも、その前に上さんが日本に住め無くなってしまう。

こう言う時、国際結婚と言うのはややこしいものです。

日本に住んでいないのに、在留許可の更新だけは必要になる。
もし、更新を忘れて帰国したら、どうなるでしょう。
その時は、もう一度七面倒くさい申請を一からやり直しですよ。
しかも、一回目で許可される期間は、三年と長くない。

連続更新すれば、在留期間が、どんどん長くなります。
究極は、永住許可を取得することですね。
そうとなれば、金が掛かろうが何しようが、帰っていただくことにしました。

いやー、お気楽なチョンガー・ライフですよ。
ハードロックも音量上げて、聴きまくっております。
実は、これまでは上さんがこの類の曲を好きじゃないから、遠慮しておったのですよ。

どんな曲を聴いているかって、、、、
今宵は、ちょい渋めの三人組ロックバンドを選んで聞いております。
じゃ、ちょっとだけ紹介しておきますね。

Lady - Beck, Bogert & Appice (Live In Japan) 

このLPを持っています。
スティービーワンダーの”迷信”をカバーした曲が、最も有名ですね。
とても三人組みの演奏とは思えない重厚なロックに仕上がっております。
それで、このようつべにアップされたコメントを読むと、この曲は、74年の日本におけるライブが音源なんだそうです。
いやー、ライブにして、この完成度、史上最強のトリオロックグループでしょう。

Budgie - In for the Kill

このグループは、かれこれ三十年以上前、高校生の頃に知りました。
当時、これはと思ったロックグループがあると、NHKのFMラジオをエアチェックしては録音していたものです。
それで、このバンドですが、たまたまエアチェックのオマケに聴いて、ヘタウマな演奏に惚れました。

ギター、ドラム、ボーカル、一歩間違えば、アマチュアバンドの延長線上です。
アンサンブルのバランスが今一で、これじゃビッグになれない予感が残りました。
でも、このバンドはしぶとくミュージックシーンを生き抜いております。

実際、健在なのですよ。オフィシャル・ファン・サイトもありました。
しかも、今改めて聞き返すと、曲は意外に粒ぞろいで個性的です。

Robin Trower-Little Bit of Sympathy.

ジミヘンの再来と言われたギタリストなんですが、日本では今一、人気が出ませんでした。
自分も、この曲とフール・アンド・ミーぐらいしか知らなかったのですが、お気に入りです。
唸るようなギターフレーズが自在に繰り出されています。
じぶんもこんなに弾けたら、楽しいだろうと思うんですよね。

最近では、ユーチューブに沢山アップされてくるようになりました。
このトロワーさんですが、年齢から言えば六十代後半です。
すでに、おじいちゃんの仲間入りですが、未だに一本気なギター演奏です。
パワフルで元気なプレーを見せてくれています。

Emerson Lake & Palmer "Jerusalem" 

これは、クラシックの名曲みたいなものです。
ELPは、プログレッシブロックのバンドに数えられていました。
ロックとクラシック音楽を融合しようとする壮大な試みが、こう言う曲を生み出したのでしょう。

と言うわけで、こうしてとっかえひっかえしながら曲を聴けば、夜も更けていくのでした。
上さんが毛嫌いしていましたから、鬼の居ぬ間に心の洗濯気分で、ロックミュージックを楽しむ道産子社長なのでした。
(この巻き、終り)

3 件のコメント:

キキ さんのコメント...

楽しかったですね。

ぐりぐりももんが さんのコメント...

キキさんへ、

はいはい、楽しんで聞きました。
最後の締めで、ディープパープルのハイウェイスターを聞いてから、おねんねしたのですよ。

南風岩石治郎 さんのコメント...

おお!それは貴重な時間を過ごされましたね!
私も妻子がいない時はよくやります。


BBAはハンセン、ブロディ、アンドレ級の世界重厚トリオチャンピオンであります。
ベックは孤高の求道者であります故に、その進化過程について行けない時もありますが、改めてその塊感に感心しました。

Budgie・・・・・知りませんでした!
なるほど、簡単に出来そうですがこのノリってかドライブ感はマニア受けしそうです。
洗練度が極めて低いってのも武器ですね。

ロビントロワーのオヤジは実力のワリには日本での知名度がイマイチなのは、この分野が激戦区だからでしょうか。

ELPはグレッグレイクのルックスの退化と少女趣味の進行ってな反比例が痛々しかったですが、リックウェイクマンよりROCKなキースエマーソンは好きです。
モントリオールの雪の中での Fanfare For The Common Man は超カッチョよかったです。