大まかには、乾季と雨季の季節に分かれています。
そして、乾季の中でも涼しい時期と暑い時期が存在しています。
要するに、一年の中で季節っぽい見方をすると、三つの区分けができると言うことです。
今年は、雨季の始まりが早いほうでした。
ここバンコクでは、四月の末から五月の初めにかけて連日雨が降りました。
地元の人も早すぎる雨季の到来だと、変に感じていたようです。
ですが、その後が良くありませんでした。
雨が続かないのです。
ほとんど、空梅雨状態となってしまいました。
六月を迎えても、夜間にお湿り程度の雨があるだけです。
雨季は、スコールと言う瞬間的な豪雨が、毎日あるものです。
日中に、さぁーっと風が強くなったと思ったら、天地を揺るがすような雷鳴が起こります。
そして、バケツをひっくり返したような土砂降りが降り出します。
せいぜい降って一時間でしょうか。
そんなに、長く続かないものです。
でも、今年はそんな日がほとんど無く、日照り状態でした。
ダムの貯水量も半分以下になってしまう。
お百姓さんは、灌漑の水も足りなくて、田植えを遅らせ始めました。
これは、最悪の状況です。
タイは、世界最大のコメ輸出国です。
農業部門の稼ぎは、こちらの経済の重要な柱です。
ひょっとして、このまま旱魃が続けば、GDPの1%くらいは下がってしまうかもしれない。
そんな恐れを抱いていた頃、仏様は衆生をお救い下さいました。
この七月の二日、夜中から雨が降り出しました。
しかも、スコールのような雨が繰り返し、続きます。
※本社の玄関前に咲いたカサの花
そして、朝になっても未だ降っているんですよ。
きっと、お天道様は雲の集まり具合が悪くて、鬱積がたまっていたのかもしれません。
その鬱憤を払うかのように、雨が続いています。
と言うわけで、通勤途上の高速道路でタイプしてしまいました。
これから、十月の末まで雨季が続くのでしょうが、恵みの雨とは良く言ったもので、本当にその意味を感じた道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)
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