2010年7月16日金曜日

タイの役人根性は公僕の意味を知らないの巻き

しかし、勤務時間中にご飯を食べて、化粧をするような役人には驚きました。

タイのことですから、それも許されるのかもしれません。
何でもありですよ。
こちらは、マイペンライ(気にしない)の国なのです。

実を言いますと、今日、入国管理の事務所へ出向きました。
自分は、こちらでは外国人の長期在留者扱いになります。
もちろん、駐在員の労働許可証を手に入れましたので、優遇はされています。

他方で、タイ人と結婚した外国人は、結構、面倒です。
三ヶ月おきに出頭する必要があるのです。
パスポートに更新の判子を押してもらわねばなりません。

まあ、自国の人間では無いわけです。
外国での生活は、色々と厄介だらけと言うことです。

それに、所轄の事務所が辺鄙な場所に変わったせいもあります。
昨年までは、バンコク市内で用事が済みました。
ところが、今年はパトンタニ県のド田舎事務所になりました。

これは、以前にも記事で書いたので、そちらを参考にしてください。

さて、滞在許可と言うのは、最長一年間です。
書類の申請もかなり面倒くさい。
受理されたしても、審査期間が一ヶ月入ります。

※審査期間中の限定ビザを取ると出入国は可能みたい。

しかも、この審査でOKになっても、ビザは自動で発行されません。
もちろん、その間に出国する気が無ければ、不要です。
でも、冠婚葬祭やら会議やら、出入国は容易に想像できます。
そうなると、年間の滞在許可を活かせるマルチ・ビザの取得は欠かせないのですよ。

なんと、手続きが複雑怪奇なことでしょう。
これって、外人受け入れを拒んでいるのでしょうか。
きっと、暮らしやすいタイのことです。
後を絶たない不良外人をブロックしているのかもしれません。

さて、審査機関が丸一ヶ月掛かって、在留許可が下りました。

ところが、上さんはその期限になっても、承認が下りませんでした。
結局、下りたのは、一日後のことでした。
つまり、上さんは、一日だけ滞在許可を失くした不法入国者だった分けです。

でも、複次のビザ申請は、問題なく取得できたのでした。
ずい分と変なことです。
でも、このことはタイでは、至極当たり前なんですね。


以前に、タイ在住者のブログを読んだことがあります。

こちらでは、自動車免許証の有効期限は、目安程度なんだそうです。
しかも、期限切れになってから、初めて更新を受け付けてくれるとか。
期限切れから二ヶ月経っても、平気だそうです。
要するに、まっとうに試験を受けて、技能が確認されたのだから、免許は一生ものなのです。

と言うことであれば、パスポートも肌身離さずの一生ものでしょう。
一日や二日くらい、間違って滞在しても関係ない。
申請日が遅れても、在留期間の一年先は既に特定されています。

と言うわけで、パトンタニの入国管理局は、態度も傲慢・横柄の極致で最悪の役人たちでした。
書類を出したら、コピー、コピーとぶっきらぼうに言われて何がなんだか分からず、やっと分かって、複写機のおばちゃんに頼んだら料金ぼられそうになったり、散々です。
きっと、田舎の公務員たちは態度がでかいのです。
そんな役人たちに虐げられた農民たちが、反政府運動の赤シャツ隊に加わるのは、当然だろうなと悟った道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

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