何の話かさっぱり分からないだろうと思います。
いや、ネタをばらすとトイレの話なんですね。
この世に、大きくトイレの種類は二つあります。
今やトレンドは、腰掛ける洋式便器になってしまいました。
でも、もうひとつの対極に、古式ゆかしい和式も孤高に存在しております。
それで、英語ではスクワット・トイレットと呼び習わして来ました。
どうも、平成生まれの若造は和式で用を足せないらしい。
どこぞの記事で読んだのですが、見たことすらない人間も居るようです。
そこで、おさらいです。
もう一度、和式トイレを拝見しておくことにしましょう。
これは、典型的な日本風で、前に金隠しが付いております。
このトイレは、しゃがんで用を足さねばなりません。
つまり、ヒンズースクワットの訓練状態です。
金隠しの方へ向かってしゃがめばよいのですが、理解できない人もたまにいます。
何せ、異国の人は、腰掛ける作法しか知らんのです。
結局、ご利用の但し書きも必要になってくるわけですね。
これがタイ式ですと、金隠しがありません。
どっちが前で後ろなのか、見当が付きにくい。
多分、ドッポンと受け止める水溜りが、尻の真下らしい。
後で、手桶の水で汚物を流しますので、その方が洗い流しやすいのは事実です。
この写真では、壁を背にしますので、ドアを眺める格好になります。
しゃがむけど、レイアウトとしては洋式に準じているようです。
さて、話を元に戻しましょう。
日本の若者は、和式で用を足せ無くなっていると聞きました。
生まれた頃から、洋式のトイレしか無いわけです。
座って、唸り出して用を足すのは、容易い。
つまり、しゃがめ無くなっているのですよ。
踏ん張るには、足腰の筋力が鍛えられておらねばなりません。
便器をまたぐ筋力が必要なわけです。
しっかり四股を踏みながら、自分の分身は狙いを定めて投下するものです。
もし、便所座りが不得手なら、後方にひっくり返ってしまうのが落ちなのだ。
なんと、日本人は退化したことでしょうか。
そうであれば、バックパッカーとなって貧乏旅行などできますまい。
バンコクのゲストハウスなら、洋式トイレは未だ見つかるでしょう。
ところが、地方へフラフラ旅立つものなら、即刻、問題に直面するのです。
長距離バスの休憩ポイントでも、現地の安宿・レストランも、基本は便所座りしか見当たらない。
と言うわけで、若者の海外旅行離れが「深刻」なのは、単純に生活適応能力がなくなっただけのことです。
楽して生活できる場所以外に、行く気が無いのだろうと結論付けました。
「お金がないから」、「休みが取れない」からなんて、嘘ですよ。
つまり、どんなトイレでも用の足せなくなった腑抜けな日本人が、増えただけなのかもしれません。
そんな、糞日本人にあきれた道産子社長なのでした。
(この巻き、終り)
おまけ:
過去に世界を植民地で収奪した白人は、未だ血気盛んです。
タイ式トイレの使い方が、ネットでていねいに説明されておりました。
でも、ナンバー2がウンチだなんて、英語を使う自分も知りませんでした。
6 件のコメント:
和式を使い続けてこられた日本の高齢者には、脚が強い方が多いですよね。やはり「スクワット式」といった方がピッタリかと思います。
私自身、和式でトイレができなくなった時に、自分の病気が進行していることを感じまました。今でも駅のトイレなどでは和式しかないところがあるので、苦労しながら使っています。脚力使いますよね。
タイのトイレ、おもしろいですね。そういえば、以前、ネットで各国のトイレを研究されていた方を見かけました。
ナンバー2のことは私も始めて知りました^^ ネタに使えそうです?!
私は和式でないと満足感がありません。
なんと言うかあの無防備な姿勢で毒素を排出する儀式に和の精神を感じます。
高気密高断熱で空調が行き届いた部屋で暮らし
綺麗なシーツで寝て
臭くない便所で用足せる
それが有り難いとは思わず、当たり前になってしまえば他の環境での適応力はなくなりますわね。
不便を解消するのが文明だとすれば
多少の不便を解決するのが知恵だとします。
文明が行き過ぎると知恵を必要としません。
ガタピシ言う雨戸の開け閉めやら
雨漏れの修理やら
風呂釜にマッチすって点火させる時の恐怖感とか
んな不条理、非生産性も教育の一部だと思います。
そんな事が全く分からない口先政治家はアキマヘンね~~
とよこさんへ、
世界のトイレ事情については、ウタリクリエーツ筑波研究所さんが秀逸ですので、ご紹介します。
このサイトを知ったのは、ご六年前のことですが、トイレ本も出版されています。
http://tsukuba.utari.net/index.html
足腰の筋力が衰えると言うのは不自由しまよね。私も、交通事故で両足を骨折して、病院から退院した時には、筋力が萎えてしゃがめなくなっていました。
これではいかんと思って、山登りを再開して何とか筋力が元に戻ったのですが、左足の骨の付き方が悪くて、未だにしゃがみ方が変な格好になります。
しかも、靴底の磨り減り方が、左右で違うんですよ。いつも、かたっぽだけ捨てることになるので、無駄遣いな足めと思ってしまいます。
海治朗さんへ、
なんでも世の中が便利になると、身の回りの品を工夫して使いこなす器用さは、失われますよね。
自分は、山登りが好きなんですが、テント・シュラフ・食料一式を自分なりに整えて、縦走登山に、昔は良く出かけました。
無料のキャンプサイトなんか、トイレもありません。果ては、野グソですよ。
こういう経験を積み重ねますと、自分なりに装備の工夫とか、知恵が発揮されるようになるもんですが、最近はハウツー本が多くて、安直に知恵が入手可能です。
でも、実体験でしゃがむとなると、知恵と情報だけじゃ何にもできないわけ、筋力・体力の衰えは、退化と同様でしょう。
日本人に生き抜くためのパワーがなくなっていないか、ちょっと心配です。
掃除のいきとどいた和式トイレを見てとても気持ちがスキットしました。
和式、洋式を問わず掃除がいきとどいたトイレは気持ちがいいものです。
タイの手動式のウォシュレットがとても気に入っています。
初め頃は手桶の水でお尻を洗うのに抵抗がありましたが最近は大分慣れました。
むしろ紙で拭くだけの方が嫌ですね。
ドラえもんさんへ、
バンコクのアパートに住んでいますと、小ぶりなシャワーの蛇口が便器のそばに備え付けになっています。
用を足したら、手桶代わりに使って、お尻を綺麗にすると言うことですよね。
手桶でもいいんですが、ちょっと要領が入るので、私は人力ウオッシュレットを気に入っております。
コメントを投稿