2009年9月30日水曜日

バンコクのゴロピカドンは凄まじいのだの巻き



バンコクの雷神は、日本より癇癪持ちなのだろう。

落雷する時の音も凄いが、降り出した雨足の激しさも、尋常なものではない。日本に住んでいても、最近は地球温暖化のせいか、熱帯化が進んでいるのか、結構、激しい夕立と雷雨がセットになって耳をつんざいていたような気がする。それでも、タイの日常茶飯事としてやって来る方が凄まじいのだ。余りに凄まじいから、日本語に特有なピカドンとかゴロゴロのような擬態語は、はっきり言ってバンコクにはふさわしくない。もっと、ストレートに明け透けに、地上の安逸な生活を天上から懲らしめるように、雷光が激しく突き刺さって来る。

きっと、お天道様は、季節労働者なのだ。

5月の末から10月の間まで続く雨季の間に、八面六臂の活躍をしているに違いない。雷さまも、太鼓の皮がくたびれ破れそうになるまで、ドンドコドンドコと叩きまくり走り回るのだ。そして、疲れ果てて身動きが取れなくなるのか、11月には雨の日もめっきり少なくなり季節の変わり目、乾季を迎えるようになる。

雷さま、どうもご苦労様でした。また来年まで、ゆっくり休んでくださいね。

そんな言葉を掛けてあげたいぐらい、ここバンコクの驟雨は激しい。熱帯地方にはスコールと言う雨降りがあるのは、日本で既に見知ってはいた。ただ、見ると聞くとは大違いで、こんなに雨足が凄いとは思いもよらない。まるで、シャワーだ。近所の通りでは、降雨を排水できずに道路が冠水してしまうことも度々起きている。

正直言って、バンコクに住み始めた頃は、この雷が好きではなかった。やはり、怖いのである。ドカーンと落ちれば、ブルッとしてしまう。肝っ玉の小さい奴だと笑われても仕方ない。それでも慣れと言うのは恐ろしい。毎日のように雷が落ちれば、一ヶ月も過ぎて来ると何と思わなくなってしまった。

そう言えば、明日からは10月だ。

もうすぐ雨季も終わり、雷さまとはしばしの別れが来るだろう。そんなことを思いながら、バンコクの日常を音で表現するとすれば、絶対に、落雷の音は欠かせないと思った貧乏社長なのでありました。
(この巻き、終り)

2 件のコメント:

日本の底力 さんのコメント...

こんばんは日本の底力のchonmagefighterです。

2度目ですよね、コメント頂き有り難うございます。

Boundless of Japan、結構良いんじゃないかと思います。

コアコンピテンシーも気に入っていますからね。先輩のご意見として取っておきたいと思います。

ぐりぐりももんが さんのコメント...

chonmagefighterさんへ、
日本人一人、そのほか大勢現地スタッフと言う会社では、息抜きにブログをつい見てしまうものです。
それで、見つけたのが貴方のサイトなのですが、面白い記事が多いですね。
今後とも、ちょこちょこ遊びに行きますので、宜しくお願いします。