2008年4月20日日曜日

10年たっても2Mbpsのバンコクだった...

バンコクに住んでいる普通の日本人なら、日本のテレビ番組はNHKワールドの衛星放送と決め打ちなので、テレビでも見て暇をつぶすには物足りなさを感じてくる。ボクちゃんはバイリンガルとのたまえる御仁なら、HBOの映画専用チャンネルとか、スターTVのスポーツチャンネルの英語番組でも見ていただくことにしよう。いや、母国語作品に恋焦がれる向きには、フジスーパーⅠ向かいのDVDレンタル屋から月遅れの連続ドラマでも借り出して見ることもできる。はたまた、金に糸目を付けない高給取りのご貴兄には、迷うことなく奮発してインターネット経由のリアルタイムで配信してくれる番組サービスの提供を受ける事だって、ここではできる。

おいらだって、TOEICは750点以上取ったし貿易取引で十数年英語を武器に商売してきたから、英語は分かるつもりだったが、やっぱり英語番組でネーティブの話し方は聞いていてさっぱり分からない。こんな時は、フラストレーションを感ずるもので、母国語には人恋しさを感じて来る。まして、地元の番組なんて、”ラーカータオライ(値段いくら?)”ぐらいしか会話できない人にとって、面白CMを見ては楽しむのが関の山だ。

そこで、日本から取り残されて帰国したら今浦島になってしまうのも嫌なので、インターネットからヤフージャパンの動画ニュースやようつべ(YouTube)にアップロードされたニュース動画を見ては、ふむふむ日本はこんな話題が持ち上がっているのか、とチェックすることになる。
でも、ここに問題があるのだ。
バンコクの中心地に住んでいたってADSLしか利用できないのだ。光ファイバー通信なんてどこにも無い。しかも速度は、最大で2Mbpsまでしか上がらないから、回線が混み合って来ると動画がストップモーションになったり、バッファー中のマークが何時まで経っても再生へ切り替わらない。

日本はよかったなー。都市部だったら、普通に100Mbpsの光通信回線が使えて実行速度も50Mbpsくらい出るのはごく普通なような気がしていたから、ようつべの再生は当たり前と思っていた。でも、タイの現実は違ったのだ。10年前のモデム接続による19.2Kbpsでパソコン通信していたころより格段に進歩したのは事実でも、インターネットをマルチメディアで活用するのは当面無理で、まだまだこれからだなーと言う感じがする。
おいらの家ではケチったと言うか、会社の現地電算スタッフからのアドバイスもあって1Mbps契約で接続したのだが、土日は極端に動きが遅くなる。原因は、現地人も暇な人が多いのでアクセスが集中しているせいだと思う。それで、実行スピードを確認したくなって、USENグループさんのスピードテストのアドレスを訪問して実測してみた。

えっ!! 0.046Mbpsのハムスター級って、モデム接続のスピードと変わらないじゃん...普通の日なら、0.7~0.8Mbpsは出ているに......(後日談:ソンクラン休暇中のため早かったようで、明けたら0.2Mbpsに落込んだ。)

モデムのアナログ通信でピーヒャララのとんびさんを回線に飛ばしていたころと変わらない。こんな思いをしているときに、”思考と習作さん”のブログで面白記事を見つけたので紹介しておきます。つまり、商用インターネットが開始されて間もない頃、電話回線とモデムを使ってアクセスするときに、このモデムが出す独特の音について、声色で機器を反応させられる人が居たという伝説なんだそうです。(紹介のあった動画も小間切れでしか見られませんでした)
と言うわけで、日本は世界に冠たるIT先進国なんだと、改めてバンコクで感じた次第です。おしまい。

2008年4月17日木曜日

十年ちょっと前は、パソコン通信だった....

おいらがバンコクに仕事で初めてやってきたのは、1996年の5月ころだったから、かれこれ10年以上も前のことになる。その頃は、BTSも地下鉄もないし、国際空港はドンムァンだった。エアコン無しのクソ暑いバスなら、3.5バーツ(15円)さえ払えば終点まで乗れた時代だ。今浦島のようにバンコクもすっかり変わってしまったなと感慨に浸っていて、ふと思い出したことがある。

そう言えば、96~7年当時、日本ではウインドウズ95からインターネットが普及し始めていたのに、バンコクでは雑音だらけのパルス電話回線しか使えず、つながっても19.2Kbpsの送受信スピードがせいぜいで、できることと言ったらパソコン通信ぐらいだったことを思い出した。当時、流行のISDNもバンコク中心部のごく限られた地帯でしか導入されていなかったと思う。

当時、パトンタニの工場ではISO認証取得の活動をしていて、おいらも助っ人として品質管理文書のライターとしてタイへ来ていたわけだが、出張報告を出すのにパソ通を使い始めた思い出がある。ニフティーの会員登録も、出張前に日本でしておけばよかったものの時間に余裕が無くて、バンコクへ来てから行った。回線の切断トラブルもあって3回もトライしながら、何とか登録できて工場の事務所から報告を送信できたときはうれしかったのを覚えている。


おいらの会社はとんでもないしわい屋で、業務用にラップトップPCを持参したいと希望したのに趣旨を理解してもらえず拒絶され、出張手当をこまめに貯めては原資を作って自腹で秋葉原へ買出しに出かけて購入し、タイへ持参する羽目になった。
当時のスペックは現在から見ると想像もできないほど幼稚なもので、画面は10.4インチのDSTN液晶で800X600ドットしか表示できない、CPUも486DXでメモリーも12メガと貧弱、810メガのハードディスクにOSも自分でインストールした。確か、秋葉のツートップで特価品を15万近くも払って買ったと記憶している。メーカーは、台湾GVC社製だった。モデムの外付けが必要になり、バンコクのシーロムにあるOffice-Depoみたいなパソコンショップから、U.S. Robotics社の28.6Kbpsモデムを購入して接続したはずだ。

仕舞いには、アプリもプリンタも結局仕事の効率化には必要になって、Office97、Visio、BJ-210もISOのために自弁した。結構、あれやこれや仕事の自己実現のために投資したが、今となっては懐かしいし、ISOも取得できたから本望だと言うことにしておこう。

もうひとつ思い出がある。
宿泊先のサービスアパートでは、電話交換機に細工がしてあって電話機からモデム接続ができず、不便極まりなかったのだが、今なら、宿泊客から大ブーイングが起きるだろう。当時は、苦情をアパート経営者に言うのが精いっぱいで、日本へ帰国するまで改善されることはなかった。実名で糾弾しておこう、このクソ”ユーロパークホテル”め。





注:現在は名前もかわりブティックホテルに大変身、インターネットもFree Hi Speed internet in all guest rooms & public areaとなっています。最近は、どこでも無線LANが当たり前になりましたわ!!

2008年4月16日水曜日

奥さまの目で賃貸は探しませう.....(その三)

ぐだぐだと書いている内に、その三まで来てしまった。ここで、タイトルと駄文につながりが無いような気がして来る。

結局、言いたかったのは、次のことだ。

家族同伴でバンコクへ赴任された諸兄よ、誰が賃貸住宅で一番長く生活するのかを考えて、住まいを選んだほうが良いと言うこと。奥さまとお子さんが一番長い時間を過ごすのですよ。あなたではない。
あなたがタニヤでネーチャンと乳繰り合っている間も、奥さまは、リビングのソファに寝転んで尻でもボリボリ掻きながら、HBOの映画でも見て時間を潰して待っているのかも知れないのだ。

住まい選びのコツは、奥さまの目から選んでもらうこと、自分が納得して選んだのだから選んだ方にも責任が出てくる。でないと、ご主人が引継ぎの合間を縫って一日だけで下見した物件から選んだ住まいは、半年後に引越しの憂き目を見る可能性が高くなります。

最後に、日系不動産会社のホームページでは、物件の選び方を説明していますが、微妙に大事なポイントをはぐらかして書いてある。次のリポートは、おいらが会社へ引継ぎ業務でバンコクへ来てから経験したことを報告したのだが、引継ぎに専念しろと一喝されてしまったものです。着任早々、住まいのことで家庭不和が起きたら、仕事どころでなくなりますので、これを参考に、あなたが不動産屋へタフネゴシエーターに変身してベストな物件を獲得できるように祈っております。

最後に、会社の勤労課・人事課の皆さん、そこんとこ、よーく心得て下さるようお願いします。

<タイ赴任者が住居物件を探す場合のコメント>
本件は、2月22~24日にかけて物件下見を行った際の経験・感想を、今後の参考になるかもしれないと思いコメントします。(順不同に列挙)

1.省略

2.ここ2~3年の間で、スクンビット界隈の不動産物件は、家賃的に5000~10000バーツ上昇した。

3.物件の下見は、2月20日前後の金・土曜日で行う。土日で下見を行う人が多く、物件の取り合いとなる。タッチの差で気に入った物件を逃す可能性があるので、下見に平日の金曜日を加えるのが適当。

4.退去予定の家族は、3月中下旬に退去する事例が多い。
理由は、4月1日付け異動による赴任者の帰国が多いこと、子息の通学する学校の入学・転校・編入時期に関係があることである。

5.退去は、住居者が通常一ヶ月前に通知にする慣習になっており、空室状況がこの時点で明らかになるケースが多い。

6.以上から、退去一ヶ月前の通知ルールにしたがって物件の空き情報が2月から一挙に増大し、選択の余地が広まる。その一方、逆に三月を過ぎてしまうと希望 条件を満たす物件の出物は減るので、期待しないこと。
  住居者と大家(オーナー)の関係が良い物件(法人スタッフの常駐等)は、これ以前に内示的な情報の開示を受けて不動産紹介業者に流れる場合もあるが少ない。

7.日系企業の邦人家族は、バンコク中心部から西南西へ走るスクンビット通り沿いの  北側地区に集中して住んでいる。(日本人村と言う。) 特に、利便性から下記の3つの住居ゾーンに分けられている。

①南北方向に横切るアソーク(ソイ21)通りからフジスーパーⅠのあるソイ33通りまでの地区
②フジースーパーⅠのあるソイ33通りからトンロー通り(ソイ55)の間で、スクンビット通りまで歩いて15分までの地 (BTS・エアコンバスなどで市内移動が便利)
③スクンビット通りまで歩いて15分以上かかるのでシーロー(トクトク)を使うが、フジスーパーⅡやサミティベート病院のように隣接して施設が充実していて、その場で日常生活が事足りる地区(シーローに慣れるのに時間が掛かる。子供づれ家族滞在者が多い。)

8.物件の下見は、半日4~5件の下見を一回として二日間で行い、物件を比較し合い選定するのが適切。 一日で選定するのは避けたほうが無難。

9.下見した物件が、きれいに清掃されているか確認すること。物件を本気で賃貸する意欲のするオーナーの営業姿勢を垣間見ることができ、特にコンドミニアム賃貸の場合、熱意の無いオーナーとクレーム対応でひと悶着を起こす可能性の尺度になるかもしれない。

10.会社出勤時に出張者をピックアップするには、定宿の四つ羽ホテルを経由する必要があり、それを配慮して上記の②・③地区に居住していることが経路・所要時間の面から適当。

11.候補の物件で隣接する空地に間もなくマンション等高層建築物が建てられると判断された場合、候補から外すほうが無難。隣接建築物の距離によっては、日当たりが無くなる、べランダからの見晴らしが効かなくなる等、問題が出てくる。
また、法的な騒音規制が無く24時間突貫工事で工事される可能性もあり、劣悪な居住環境に変わり易い可能性がある。

12.不動産物件は、下記の種類があるが、程度に差こそあれ基本的に家具・ベッド・ 電化製品・照明・カーテンなどが付属している。

①サービスアパートメント:オーナーまたは企業によって運営・管理されている。定期的な掃除・ベッドシーツ交換などのサービスや光熱水費などが家賃に込み。家賃の見返りとしてサービスの頻度・内容を確認する必要がある。(例:洗濯機が設置されていないケースが多い。) 単身赴任者には便利。クレーム対応に問題はない。
②アパート・マンション:一人のオーナーが一つの集合住居物件を運営・管理しているので、住居にクレームの発生した場合、(例:水洗トイレ詰まり)、迅速な処理を期待できる物件が多い。設備面で付帯する電化製品が早めに交換されている物件は、オーナーの前向きな営業姿勢の表れでもある。初心者には、アパート・マンションが無難。
③コンドミニアム(分譲マンション):各住居の所有者であるオーナーが賃貸する形式の 物件を指す。同じマンションでも、部屋ごとにオーナーが異なるため、家具調度・設備にバラツキがでるので、同条件で複数の空室の下見をしたほうが良い。部屋の修繕(クレーム)を巡って交渉で時間の掛かるオーナー(ケチ)のいることを計算に入れる必要がある。

13.不動産物件の家賃相場を懇意にしている不動産屋から逐次入手し、住宅手当の見直し算定資料とする現地企業も多い。

14.物件下見時期は、2月で乾季のため最も季節が良い時期。5月末以降の雨季に道路が冠水しないか確認すること。さもないと、長靴が必需品になる。

15.ベランダにハトが遊びに来て糞を落としていないか確認すること。後々、大家へ苦情を言っても受け入れられず、自腹でハトよけネットを張る必要が出る。

16.スクンビット通り南側に住む場合、買い物・通院は渋滞する通りを渡って商業施設が北側に集中している北側へ出向くことを覚悟すること。不便。

17.東側・北側に窓が面している物件を選ぶのが無難。西日の差しやすい物件は、室温が上昇しやすい。西側に高層建築物があり、西日を遮っている物件は候補になる。

18.築10年以上の物件は、日本人の観点から見て日中でも採光が良くなく暗い物件がある。(デザインの考え方の違い。直射日光の差し込みを押さえ、室温の上昇を防いでいる?) 日中生活時間の長い帯同家族を考えて選択したほうが良い。

<付録:家賃の上手な支払い方>
ほとんどの日系企業は、赴任者賃貸住居について、VAT支払いを伴わない賃貸契約・支払方法を次の通り取っている。

1.賃貸契約は、所有者と住居者個人名の署名にて取り交わす。
2.勤務先企業は、この契約を踏まえて家賃に当たる小切手を契約住居の所有者に対して振り出す。
3.契約住居の所有者は、契約本人が振り出さない小切手であっても、本人との関係(勤務先)が判明しており、現金化できる小切手であれば支払いとして受け取る。

2008年4月15日火曜日

奥さまの目で賃貸は探しませう.....(その二)

結局、カルフールの超格安扇風機は、229バーツまでバーゲンで値下がりしたので買い足すことにした。左のグリーンの一台は、何かと使えるだろうと思って買ってあったので、並ばせて台所にツインで置いてみる。(でも、たった一日の違いで何で20バーツも下がるんだよ。)

(その一)で詳しく書かなかったが、上さんはエアコン嫌いだ。バンコクに来て一ヶ月近く経過したと言うのに、エアコンは十数時間しか使っていない。小生は、道産子なので暑さは大敵なのだが、家の中には扇風機が大小合わせて5台もあって、必要に応じてこまめにスイッチをつけては風を体に受けていると、それだけで涼しさを感じるようになってしまった。多少汗はかいても扇風機の風で引かせてくれるから、馴染むと気持ちの良いもんだ。旧式でたぶん掃除もしていないメンテナンスの悪いゴンゴン音のするベッドルームのエアコンなんぞ、使おうとも思わない。どうしても、暑くて我慢できなくなったり体調を崩したときは、大家が入居のときに買い換えてくれたリビングのさらのエアコンだけは使うことにしようと思う。

かなり、前置きが長くなってしまった。




小生の住んでいる梅クラスアパートは、大家が満室になるのを当て込んで、日本人なら誰でも愛する花の名を引用して改名披露したらしい。仮にその名を”ひまわりホーム”としておこう。屋上にはプールもあるし、ご覧の通りBTSのプロンポン駅まで歩いて4~5分だし、エンポリアムデパートもすぐそばだ。お買い物も、フジスーパー、ビラマート、トップスが歩ける範囲にあるのでなんら不自由しない。日本飯屋さんもたくさんある。

家賃もそこそこなのに、人気が無い、なぜか?


またまた、スキンヘッド営業:赤井氏にお出まし頂くとして、彼の説明によれば、以前のオーナーが金鶏カレー出自の渋ちん野郎だったらしく、内装は悪い・維持保守は最低のやらずぼったくり運営で、ベランダにハトが住み着き糞だらけ状態で、誰しもが敬遠するようになったアパートだったらしい。しかも、天井が若干低いので圧迫感を覚えたり、誰がどう考えても部屋のレイアウトデザインがやっつけ仕事としか思えないなど、梅評価なりの特色がある。

とにかく、この忌まわしい悪評が、今だに払拭できないでいるようだ。

最近は、入れ替わった商売入魂のオーナーががんばっていて、ハト避けネットもベランダに張ってくれたし、空室中にはアパート管理人が時折清掃しながら状態のチェックも欠かさない。入居前には、部屋のリニューアルもしてくれる。予算に限りもあるし、リビングが東向きだから多少日光が入って暑くなると感じながらも、ベランダの眺めは気持ちが良いので暮らしてみようと思う。

 (その二)

奥さまの目で賃貸は探しませう.....(その一)


上さんが早くもバンコクで暮らすのはいやだと言い出した。

原因は、貧弱な居住環境にあるのだが、妻帯用に設定された会社の上限月額5万バーツでは、家賃の高騰するバンコクでは選びようにも限りがある。自腹を切って上さんを赴任前にバンコクに呼んで慎重に選ばせても、このような結果になった。相場は、これより二三割高いところにあり、それで比較的自由に選択肢が広がるらしい。小生の選んだアパートは、老舗日系不動産の小林によると松竹梅の梅ランクだそうだ。

原因は、台所の風通しの悪さにある。換気扇が付いていても戸外に空気を排出する設計ではなく、キッチンの中で空気を還流するのみで、単に臭いや熱気が室内に拡散されるに過ぎない。火気を使った調理は炎熱地獄になるらしい。小生の上さんは、日本よりはるかに南で暑い国の出身だから、少々の暑気は耐えられるだろうと思ったのだが、早くもSOS状態になってしまった。

物件を紹介してくれた中原不動産のスキンヘッド営業:赤井さんに言わせると、どの物件でも換気扇は日本人の住環境からするとナンセンスな作りだそうだ。これは、自らで防衛しなければいけない。良く工場で見かけるスポットクーラーの中古品でも買ってきて取り付けようか、いや大掛かりなことをして部屋に傷つけて大家にどやしつけられるとまずいので冷風機でがまんしようか、でもネットで見ると効果が無さそうなのでカルフールの超格安249バーツ扇風機でしのいでみようかなどと、この二三日、上さんと議論伯仲の最中にあります。

バンコクで日系不動産会社は、大小さまざま、雨後の筍のようにたくさんありますが、次の5社が大手と言ってよいでしょう。

  バンコク小林(http://www.kobayashi.co.th/
  峯岸コーポレーション(http://www.minegishi.com/
  コトブキ株式会社(http://www.siamkotobuki.com/
  紅樹(http://www.kauju.co.th/
  HASCO(長谷川:http://hasco21.com/jp/index.php

どこへ当たっても提示される家賃の相場に大きな違いもないし、賃貸契約締結後の無料レンタル家電サービスなどのおまけも似たり寄ったりです。

ですが、皆さん、バンコクの住まい探しを始める前には必ずこれらのホームページを訪問して、日本人はどの地区に、どのような賃貸方法で、家賃の相場はいくらで、どんな間取りで住んでいるのか、充分に当たりをつけてから家探しをスタートされるよう、小生はアドバイス申し上げるしだいです。
(その二に続く)

2008年4月14日月曜日

運転手さんもイーサンへ帰ってしまった.....


バンコクでタクシーの運転手さんと言えば、イーサン(東北部)出身で出稼ぎに来ている人がほとんどですが、小生の運転手さんもイーサンど真ん中のガーラシン州出身です。
ソンクラーン休暇の始まる二~三日前、自宅へ戻る車の中でブロークンも甚だしいタイ語で、”クンXX,ソンクラーン・ナァッ,クラッバァーン,パァンラヤークゥンコォーイ,ユゥーティーナイ(XXさん、ソンクランだけど故郷に帰ると奥さんが待っていてどこに住んでいるの?)”と聞いたらうれしそうな顔をして話し出しましたが、ガラシンまで600キロもあって7時間以上掛かるとか何とか言っているようです。
どんな交通手段で帰るのか分からなかったので、”ロンロッメーティーバァーンマイクラップ(家までバスに乗りますか?)”とありったけのボキャブラリーで言ったら、車で帰ると言われてしまった。興味があったので突っ込んで、ラーカータオライ(幾らなの?)、ロッアライ(何の車)とか聞いたら、買ったばかりで自慢したかったらしく、トヨタのハイラックスでディーゼル車、50万バーツしたとかファイナンシングとか言ったので、ははぁーん、ローンを組んで購入したのだなと思いました。(ひょっとして夜もバイトしてるのかなー)
でも、そんなに会社で給料払っていないのによく買えたなーと思いつつ、”トォーンニィー,ナァンマァンペェーンパイ(最近は燃料高すぎるね)”と言ったら、高い高いと答えが返って来た。こりゃー餞別上げないわけには行かないと思い燃料代の足しにと、二千バーツを奮発しました。それでも、価格の高騰で軽油60リットルちょっとにしかならず往復には足りないでしょう。
上さんに頼んでフジスーパーⅠでポチ袋を買ってきてもらい包んで渡したんですが、日本の袋が見当たらずう中国のど派手な赤い袋で代用しました。南国にはこれがお似合いです。前任の社長からは、1千バーツと聞いていたのですが、諸物価上昇の折なので、一気にサービスに出たと言うわけです。(急に辞められても困るのでそれなりに気を使っている分けです。)
さて、他の日系企業だと5千バーツも出すような奇特な御仁もいるようですが、多分これは社有車でタニヤ行ったりソープランド行ったりするときの口止め料込みなのでしょう。当社は社長給与も安め設定なので、上の金額は清水の舞台から飛び降りた気持ちで奮発しております。
皆さんは、どれぐらい餞別に奮発しますか?教えてもらえると助かります....

現地のしきたりは大事にしませう...ソンクラーン祭り

4月にタイへ着任したばかりなのですが、すぐにタイのける旧暦の正月(ソンクラーン)の長い休暇が始まってしまいました。
そんな中、小生の勤める工場でも、その前に、現地従業員がささやかな正月を祝う”水掛祭り”を執り行ってくれました。ウイキペディアによると、”もともとは、純粋に新年のお祝いであり、家族が一堂に集って共同で仏像のお清めを行ったり、年輩の家族のお清めを行う期間であったが、後に単なる水の掛け合いに発展したため、現在では新年と言うよりも祭りという色彩が強い。”なのだそうです。
行事に参加して思ったのですが、お釈迦様の誕生日を祝って仏像に甘茶をかける、日本の”花祭り”と同じ印象を受けました。しかも、どちらも同じ時期に行われるのは、タイも日本も同じ稲作民族だから、季節の風習が似か寄るのが面白いところです。
日本のマスメディアでは、奇を衒って水を激しく掛け合うお祭り馬鹿騒ぎだけが先行して報道されているようですが、本当の儀式では厳かな意味合いも含んでいて、写真のように、一家の長として両手でおわんを作って従業員から花びらがたくさん入った香りの良い水を錫製の器から注いでもらいました。仏様にしたように肩から軽く水を掛け流してくれる従業員もいます。休暇を前にこれからの一年の家内安全・商売繁盛を、皆で祈願し合うなんとも清清しい印象を受けました。
特に、この行事を担当した総務部の女性マネージャーからは、水を掛けてくれながら”あなたのタイでの仕事が成功するようにサポートします。”と話しかけてくれたことでした。これは、うれしかったですね。少しずつ、従業員の気持ちと一緒に触れ合える機会が増えていくのが楽しみです。
さて、”一家の長として”と言う表現を先に用いましたが、タイ語では会社の部下のことを”ルゥークノォーン”と言って手下・子分のような意味合いを含んで使いますので、現地の従業員に取っては、企業組織の中の社長であっても親分には違いないんだろうなと思っています。
赴任された皆様へ、服が濡れるからと言って行事の参加を断るのはいけません。現地のしきたりは大事にしましょう。その日は、替え着を持参すればよいだけなのですから...

2008年4月13日日曜日

偏向電波かわら乞食?、田原総一郎氏のアイデンティティーってどこにあるの?

この投稿は、ブログの趣旨とは違うのですが、長年にわたって田原総一郎氏を良くも悪くもマスメディアの中で気に留めてきたので掲載します。
彼のテレビにおける独断的で攻撃性の強い姿勢は、司会者に求められる姿とは異常に乖離している思ってきました。
そこで、サラリーマンやってる猫の一匹集会所さんでコメントしたものを再度引用します。 彼には、何か性格的なトラウマが本質に潜んでいるのだろうと考えていますし、それを説明づけるのに下記の内容が本当なのか知りたいのです。何かご存知のかたは、情報提供をお願いします。

<コメント内容>
田原さんは、ものすごく神経質な人らしく、国内の講演・取材旅行には専用便座を持参して便器に付け替えてホテルに宿泊しないと、お通じに支障を来たして体調を維持できないと、月間文芸春秋か何かの記事で読んだことがあります。多分、秘書の役割を果たされていた奥様が存命のころでしたので、かなり前の記事だと思います。かなり神経質な方なのでしょう。このような神経質な性格の一端を表わす、防衛・防御反応が効いてあのような司会振りをするのではないでしょうか?

人格に余裕がないのですよ。

ところで、小生、この文芸春秋の記事を探しているのですが、ご存知ありませんか?もし、間違えなら田原さんには謝罪しなければなりませんが、本当なら、彼をベンザ田原とニックネームで呼びたいところです。
敬具

サブタイトルもパクらせていただきました...

やっぱり、ネットゲリラさんのタイトルはかっこいいなと思いつつ、小生のブログタイトルは何かさびしいなと思っていた。
そうだ、サブタイトルが足りないのだ。誰もまだ読んでいないだろうから、足してしまえと言ううわけで、メインのパクリついでにサブタイトルもパクらせていただきました。
でも、この文言、社長業をはじめると結構当たっているなと感じることがあるので、本人は気に入っております。

ネットゲリラさんのブログを知ったのは、仕事で取引のあったキューバつながりでチェゲバラかなんかをググって来た時に、偶然発見したものです。今は変わってしまったけども、当時のブログタイトルデザインが過激で気に入ったわけです。

僕も西伊豆の江梨へ車を運転してはよく釣りに行ったんで、ネットさんの地元の雰囲気も分かっていたし、10年前に今の会社でISO9000認証取得を経験してディープなバンコクの生活も知っていたから、なおさら親近感が沸いて来て、依頼、欠かさず拝読させていただいております。

と言ううわけでこのページはおしまい。

2008年4月12日土曜日

巻頭言:なんで始めたの?

タイへ着任してバンコクに住み着いてからまもなく一ヶ月が過ぎようとしています。

このブログは、タイへ赴任して社長業をこなして行くうちに、きっと予想もつかない想定外の出来事に直面するだろうから、自分の記憶にあるうちに日記帳や雑記帳の類として書き残しておこうと思って始めます。

タイで仕事をする分、国際的な話題にページを割くようになるかもしれませんが、実績のあるネットゲリラさん、OVERDOPE さん、陳胡痒さんや依存症の独り言さんのほうが面白いので、そちらを訪問して下さい。小生の記事なんか、先達さんの孫引き・亜流程度かもしれませんのでご容赦下さい。 それから、金融・経済的な話は、株式日記さんやEternal Lighthouseさんをお勧めしておきます。仕事がら貿易取引が多かったので、世界経済のトレンドを読みこなすのに役立てていました。

ブログの力、パフォーマンスは、本当にすごいと感じています。
ブログには、個々人が自己のメディアを占有し他人に自由に公開することで、相互の柔軟な情報交換を可能にして飛躍的な知的創造を高めることができると感じてきました。ただ、情報が玉石混交なのも事実で、その判断は個人の良識に委ねられています。誰しもが、あらゆる分野で国境を越えて情報・意見交換を行えるクラスターメディア社会、これはタイに住んでいてリアルタイムに世界の情報が入手できるので実感しています。

ところで、マスメディアが果たした役割は、今後、どうなるのでしょうか?
最近、思うのですが、新聞やテレビのようなマスメディアは、確認広告以下の役割を果たしているに過ぎないと感じて来ています。確認広告と言う用語は、奢侈品を購入した消費者に、その後でそのブランドが誇示する広告をマスメディアに露出させ顧客満足を確認・覚えさせながら、顧客の定着を図るという手法だそうです。インターネットで先読みができるこの時代、すでに確定した情報記事を後から知らされても、鮮度が大事な商品に一般消費者は満足しないでしょう。新聞購読部数・テレビ視聴率の伸び悩みにつながるのは自明の理というものです。

さて、こんなことを思いつつ、私のブログは始まりました。
椎名誠さんのタイトルをパクリ、堀田善衛さんには敬意を表しつつ、書きすぎ暴走でグー?ル八分に認定されないように、ちんたら更新しますので、コメントをお待ちしております。

最後に、今日もタイは暑かった。 開設人より....