2009年12月22日火曜日

16億円のチンケなテロ国家の巻き

なかなかに北朝鮮と言う国は、お騒がせで面白い。
武器密輸をやるなら、核弾頭一発一千億円とかかましてみろ。
どでかい商売であっと言わせてくれるのなら、拍手喝さいしてやるのだ。

ところが、はした金の16億円でせこい商売に手を出したのが運の尽きだ。
この12日に、バンコクでとっつかまるとは情けない。
かの国は、国際社会を相手に真っ向から非合法で勝負してきたはずだ。もう少し、まともに大胆にやれとか言いたくなってくる。

まあ、それほどに叱咤したくなるほどの寂しい金額ではある。

それで、どんな武器が積み込まれていたのだろうと興味が湧いて来た。そんな時に、こちらのバンコクポスト紙で記事が掲載された。

※クリックすると大きく見られます。

どうやら、積み込まれていたのは三種類の武器のようだ。

M1985 240mm自走ロケット砲 - 2台
12連想のロケット発射台を軍用トラックに載せた自走式のロケット砲と言うことになる。
自分は軍事オタクでも無いので、調べてもそれぐらいのことしか分からなかった。
ただ、イリュウシンの貨物機に合計で40トン近くも積んでいたとあるから、二台のトラックを乗せることぐらい、お茶の子さいさいだったのだろう。


地対空ミサイル - 40発
これが一体どんな目的・用途のミサイルなのか、素人にはさっぱり分からんのであった。でも、ミサイルとあるから射程距離はあるけれど、日本までは届かん程度の武器だろう。

RPG-7 ( 歩兵携行用対戦車擲弾(ロケット弾)発射器) - 数百発
旧ソ連が開発したのを、勝手に北朝鮮がパクッて作っているのだろう。
英語では、Rocket-Propelled Grenade(ロケット推進擲弾)と綴られているから、略してRPGなのである。破壊力ではコストパフォーマンスに優れていて、発展途上国の 軍隊やゲリラなどにより幅広く使用されている。別名「スーサイド ウェポン(suicide weapon,自殺兵器)」
とか言うらしい。


それで、この武器はイラン向けに第三国経由で密輸されようとしていたらしい。誰が備えようと構わんのだが、実戦で使おうとする危険人物・国家は、お付き合いをご免こうむりたいと言うものである。

と言うわけで、あっさり押収した武器を簡単に紹介してしまったタイのマスメディアなのでした。この勇気、脳天気さにえらく感銘を受ける貧乏社長だったのです。
(この巻き、終り)

2 件のコメント:

Machi さんのコメント...

ぐりぐりさんへ
 これアメリカに対して核関連を輸出するぞという脅しになると思うのですが、どうでしょう。

ぐりぐりももんが さんのコメント...

Masaさんへ、
そのように思えることもあるのですが、北朝鮮自体、テロ制裁が厳しくなり国家の運転資金自体も乏しくなって、このような安手の商売に手を染めているような気が強くするのです。
ですから、どこかの時点で国家自体が自暴自棄に陥り、暴発行動にでるのかどうかが、自分としては気がかりです。