2009年12月20日日曜日

コストパフォーマンスだけは最高のツアーパックなのだの巻き

キティ・ラフトの宿泊設備へアプローチするのが面白い。
食事をする船着場兼食堂から、ボートに乗って移動する。
かなり離れていて、五分以上は優に掛かった。
かなり離れた場所だから、船以外の行き来は無理かも知れない。

※クリックすると大きく見られます。

それで、自宅に戻ってから、場所を特定しよう試みた。
グーグルの地図で縮尺を上げながら、川の蛇行をなぞって見る。
記憶に残っていて、目印になるような建造物も手がかりにした。
かなり悪戦苦闘したのだが、ようやく目的地の位置的な関係が定まる。

ただ、象さんに乗った場所がはっきり分からなかった。
船着場のすぐとなりにある橋を渡ったのは、分かっている。
確か、宿泊先の方に向かったと思うのだが、ハッキリしない。
まあ、分からなくてもそれで良しとして、旅の思い出にしておこう。

とにかく、このツアーはそれなりに内容が満載だった。
象さん乗りに続いて、いかだの川下りとサイヨーク・ノイ滝も見に言った。
そして、前に紹介したようにナムトック駅から列車に乗る体験もした。

※写真は、上から、いかだ下り、下船後のつり橋渡河、サイヨーク・ノイ滝。
とくに、橋は朽ちていて渡るのにスリリングな気分を味わった。

これで、ようやく一日目の行事が終了した。
後は、食堂で早めの夕ご飯を取ったら、ボートで移動する。



それで、食事だけは期待しないほうが良い。
最低限に栄養補給ができると思ったほうが無難だった。
とにかく、まずい。まともな飯がカオパ(チャーハン)だったと言えば、分かってもらえるだろう。

これも、一泊四食で一万円しないのだから致し方ない。
宿も、お世辞ですばらしいなどと口が裂けても言えない。
洗面所のシンクは、詰まっていて水漏れしていた。
部屋の仕切り壁も竹で編まれていて、話し声が筒抜けだった。
だから、プライバシーなんかありっこもない。
これも、いかだの水上に浮かんだ宿ゆえ、軽量に造作する必要があってのことだろう。

と言うわけで、コストパフォーマンスが総てなのである。
割り切って楽しむのが、このツアーの醍醐味だと感じてしまう。
宿には、テレビもラジオも見当たらない。
夜になってしまえば暗く、ただ緩やかに流れる川の音がするだけだ。

こうして、凸凹夫婦はすることも無く、勝手に持ち込んだ生ぬるい缶ビールでちびりちびりと晩酌したのです。そして、一日目の夜は更けて行くのでした。
(この巻き、終り)

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