それでもって、七月の間はダウンロード月間状態となってしまった。どうしても聴きたいと思った曲を見つけ出してダウンロードする作業は、何と言うかハンティングとかフィッシングと似た狩猟の感覚があって、パソコンは銃とか釣竿の道具、百度のサイトは猟場とか釣り場、曲名の入力は銃の弾込めてとか針に餌付け、検索ボタンのクリックは引き鉄を引くとか釣り糸の投げ込みで、曲名も獲物もヒットすればやったーと言う感じだろう。ただ、獲物はダウンロ-ドが終わるまでは完全に自分が捕獲したものでは無いから、これは仕留めるまでの格闘と言うことなのかもしれない。何せ、ADSLの回線状態によっては、一曲ダウンロードが修了するまで一時間近くも掛かることがあって、じれったいと思うときもある。
それで、ダウンロードしまくった結果、何と八百曲以上の米英ポップスをUSBメモリーに溜め込んだんだが、4MBサイズ一個では足りなくなってもうひとつ買い足してしまった。バンコクのカルフールだと、Apacerのブランド品で500バーツ(千六百円)しないから気にせず買えるけど、8MBとか16MBのものはまだ一般に出回っていない。データをまとめて一本にしておきたいから日本に帰ったときにでも買っておこうと思った。
しかし、ネットの社会では、個人が楽しむ範囲ではダウンロードも違法ではないようなんで、著作権と言う権利は完全に無視された状態にある。今後、現行著作権法の取締りが厳しくなって、勝手にダウンロード出来なくなる可能性も否定は出来ないんだけど、インディーズの歌手とかグループが現れてダウンロードを自由に認める、つまり著作権を放棄するゲリラ的活動も現れるだろう。そうなったら、いたちごっこ状態になって、ネット住民はタダより安いものは無いのが当たり前と踏んで合法的なダウンロードを続けて行くのが落ちだね。
百度を使って改めて思ったんだが、全く検索にヒットしない曲名、歌手やグループ名がいることはいるもんで、きっと著作権を管理するしっかりしたエージェントがいて、ネットにアップロードされた違法データをしらみつぶしに探し出して排除しているんじゃないだろうか?デュラン・デュラン、ポーラ・アブドゥル、ポールマッカトーニー&ウイングスは、なかなか見つからないんだけど、どうしても欲しけりゃCDを探して買えばいいのだし、この場合は印税をちゃんと払った納税者の演技ができることになる。
と言う分けで、著作権の言葉さえ知る由も無い中共の百度さまさまには感謝申し上げている、貧乏社長なのでした。(この巻、おわり)
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