2008年5月19日月曜日

貧乏社長はバスに乗るの巻き(その二)

バスに乗るのは簡単だ。バス停を探してそこへ行って待っていれば良い。その内にバスがやって来る。乗りたければ、腕を横に水平に出してヒラヒラ手首を振れば、意思表示が成立する。ドライバーが乗る気ありと確認したのなら止まってくれるだろう。ここで、日本式のような手を上に上げて呼ぶやり方は、ここバンコクではそぐわないし、タイの人には迷惑だろうな。郷に入りては、郷に従うことをお勧めします。それと、バスの乗り降りには十分注意した方が良い。完全に止まらずに徐行しながら、乗客を乗り降りさせる運転手と車掌もいるからだ。


言っとくけど、バスは車掌付きが原則で、ワンマンはほとんど無い。エアコン無しバスなら、距離に関係なく一律で赤バスは7バーツ、青バスは8.5バーツと決まっているから料金払うのも10バーツコインさえ出してけば、お釣りを貰うだけだ。たまに、扇風機の付いたバスに遭遇できるから、その時はラッキーと思ってバス乗りが満喫できる(切符は、上さんといつも行動するので二人分になっています。悪しからず。)

エアコン付きは、距離に比例して料金を11バーツから24バーツまで運賃が上がって行く。だから行き先は、タイ語で伝えなければならない 。”パイ・サイアムセンター”のように”パイ・行き先”で言うと、通じるかもしれないが、イントネーションが悪けりゃ、全く通じないことを覚悟する必要があるね。まあ、思い切って車掌さんに申告してみよう、最近は英語っぽい発音でも分かってくれる人が増えたようです。それと、言っとくけど100バーツ札でお釣りを貰うような野暮な金銭感覚は慎まないとだめだ。20バーツ札が定番、一般庶民の流通紙幣だからね。後は野となれ山となれだ。

バンコクと言う都市は、一千万人以上の人が居住する巨大な生活圏なので、バス路線も四方八方に伸びていなきゃ、仕事に通うにも、買い物するにも不便なわけだ。おいらが96年に初めてここへ来た時は、BTSもメトロも無かったから、移動する交通手段はバスかタクシーに頼る以外は無かったことになる。やっぱり、値段から言ったら庶民の足はバス中心だったわけで、今でもこれは変わらないと思う。

なぜなら、BTSやメトロのカバーする交通圏はバンコク中心部に限られていて、終点駅の先からはバスを乗り継いで行かざるを得ない。そうなると、一区間最低料金が15バーツのBTSなんか乗るくらいなら、最初からバスに乗った方が経済的だ。土日なんか、良くサイアムセンターやマーブンクロンへ出撃して、ウインドショッピングを楽しんできたオネーチャンたちが帰り道にスクンビット通りを走るバスに乗り込んで来るんだけど、行き先を聞き耳立てて聞いていたらバンナーとか言っていた。家に帰って地図で確かめたんだけど、一時間以上はかかるような気がする。まだまだ、バスは庶民の足だってことが分かりますた。

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