2009年2月15日日曜日

チェンマイに行ってみたのだの巻き(その五)

シャムからです。タイに住んでいるので、象さんのキャンプへ旅行で見に行きました。

チェンマイのメーサーでは、象さんのお絵描きを実演で見せてくれるのです。ちゃんと画家の先生がついて中国風の花の描き方を教えた結果、それはそれは人並みの立派な絵を描きます。
この他、キャンプにいる周りの仲間を観察して、象を写生する、賢い絵描き象さんがいるそうです。

http://www.elephantart.com/catalog/aboutus.php
http://jp.youtube.com/watch?v=jFKUJHTsbUU

それで、なぜ貴方のブログまでたどり着いたかと言うと、象さんの墓場について資料を探していたからです。

象さんは、群れの中で亡くなった象の場所を覚えていて、移動の途中に立ち寄ることがあると亡くなった象さんの頭蓋骨を足で触ったりなでたりすることがあると言う、テレビの動物ドキュメンタリーを見た記憶があり、本当なのか確認したかったからです。

象が自分の仲間を絵に描くことができると言うことは、かなり高度で知的な作業だと思いますので、高等生物には違いありません。きっと、群れの中で生活を共にした仲間を忘れることなく覚えていて、立ち寄っては象さんなりの供養をしてるのではないかと思ってしまいます。

旅行のガイドさんに聞いたのですが、象の一生は、生まれてから大人の像として象使いと一緒に働き始めるまで14年掛かり、引退するのは約50歳なんだそうです。その後は、野性に返されるそうですが、象使いの主を忘れることも無く、時々えさを与えに行くと山からちゃんと出てきて、主からえさを貰うんだそうです。そして、80歳以上、天寿を全うする象さんがいるそうです。(人間の一生みたいです。)
そんな、象さんを見ていると、タイの人たちが象さんを愛するのも納得してしまいました。取り留めの無い話で済みませんでした。

おいら、こんなコメントを、”「構造化コーディネート研究所」 見て・つなげ・組み立てよう”のブログを運営しているtoyokoさんに出して見た。toyokoさんは、”Elephant Grave Yard (象の墓場)”を題材にして自分の死生観を取り上げておられたんだが、貧乏社長は話に引き込まれてしまった。人間はなかなかこのように達観して書けるものでもないし、ALSと言う難病に向き合いながらも、明るくユーモアのセンスは忘れずに筆が運ばれている。

チエンマイの旅行から帰ってきて自宅でのんびりしている時、コメントにもあるような”象の墓場”をキーワードでググっている時に出会ったんだが、とても印象に残ってしまってお気に入りに加えてしまった。そして、二三回コメント欄でやり取りをした後でも、時折ブログを訪れるようにしている。

おいら、コメントで補足したんだが、”ブログを通じて世界中の人々と知り合い、声を掛け合い、共感を分かち合える、良い時代になったと思います。”と述べたのも本心からで、象さんキャンプは今になって思うと、大きなきっかけ作りをしてくれたのだと思う。

さて、象さんのキャンプは今回のチェンマイ旅行のハイライトで二日目に出かけたんだが、上さんが写真を撮りまくって来たんで紹介してみたい。

★ショーが始まる前に身だしなみ
キャンプ手前を流れる渓流で象さんたちが水浴びするんだが、それも終わって引き上げようとしている。

★ショーがスタート観覧するお客さんを前にして、歓迎の看板を鼻で抱える象さんを先頭に行進。

★帽子を被せたり、材木を運んだりする芸をする。
象さんの鼻は、人間の手みたいなもんで器用なことができるのが分かる。

★絵を描く象さん写生で描いていないので、教わったイメージで描いているんだと思う。もうひとつはアクションペインティングだけど、パターンの作り方が上手。

★作品集を展示
左端の絵は仲間を描写しているんだろう、知的でないと描けないと思う。象さんは頭が良いのが分かる。

★ご褒美におやつを...

20バーツで買ったサトウキビをあげる貧乏社長。

★ショーのエンディング
お礼の看板を鼻で抱えて行進する象さんを先頭に行進。

★生まれたての小象さんもいた!
生まれたての象は産毛が密生している。それと、まだ体も強くないためか、昼間から焚き火で体を暖めてあげている。

★ラン園でみた花
順番が逆だけどラン園を見てから象キャンプに行った。

と言うわけで、実際にショーを見て本当に感動してしまった貧乏社長夫婦なのでありました。 (この巻き、おしまい)

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