2008年6月16日月曜日

食い物も対費用効果なんだよ、フードコート考

おいら思うんだけど、バンコクと言う外地へ働きに来たのに、未練がましく未だに和食から卒業できずに高い金払って日本めしを食いに行くような、順応度ゼロのオジジ・オババを見ていると、こいつら舌がかたわだなーと思ってしまう。
貧乏社長は、バンコクに来てからほとんど和食らしい和食を食べていないので、味の恋しさなどとっくのとおに退化してしまって、今はタイめしオンリーの世界にどっぷり漬かり込んで、舌鼓を打って日々堪能しているわけです。
おいらは、蝦夷地の出身だから内地の人から見ると外地の出身に当たり、正当な和人から見ると開拓にやって来てどさくさに紛れて戸籍を作った、なりすまし帰化三国人か何かに思われるかもしれないのだが、れっきとした純血日本人ではあるので、繊細な舌の味覚は正常に残っていると自負したい。
それで、バンコクで食べる刺身が生臭いとか、茹で方が浅くて乾麺みたいなザルそば出されたりとか、一丁前に高い金ふんだくる癖にコストパフォーマンスの悪さでは悶絶しかねない、ネコ飯同然の日本食を見るにつけて、良く日本人は食べられるなーと思ってしまう。現地のご飯に比べて卒倒するような値の張る食事で浪費している日本人を見ていると、日本に帰えりゃ贅沢とは無縁な薄給暮らしの癖に、こっちの物価が安いことと駐在手当てを依存しまくって金銭感覚が麻痺したまんま、金遣いの荒くなっている性悪どもとしか言いようが無くなって来る。日本人目当てに暴利を貪ろうとしているあくどい日式食堂経営者達に高い金払って、本当においしいと思ってるんだろうかね?
罵詈雑言が長くなってしまった。本音を言うと、本当は貧乏社長なので、ピーピーしてるもんだから贅沢してみたい羨望もあるわけさ、ご勘弁のほどをお願いします。
さて、現地の金銭感覚で言うと、通貨1バーツは日本円で10円の価値があると思えるね。通りのあちらこちらで商売している現地料理の屋台のご飯が30~50バーツくらいだし、カルフールのようなショッピングモールにあるフードコートへ行って見てもそれぐらいの値段から飯は食えるもんだよ。つまり、下手すりゃ日本食の十分の一の値段で、食事が取れる計算になる。これは、大変なコストパフォーマンスだと思うが、味覚が合えばの話だけどね。それで節約できた金はタイの株でも買って一儲けしようと勝負に出てみりゃいいんじゃないのかな?
ただ、屋台の衛生状態はどう見ても気になるから、現地で長いこと働くんだったのなら、健康に充分注意すべきなので、フードコートへ行くことをおいらは推奨もうしあげます。

フードコートは、幾つか通っている内に値段の差で大衆路線か高級路線なのかはっきりしてくる。
例えば、エンポリアム、セントラル、サイアムパラゴンのような高級デパートはそれなりに洋食も加わったコスモポリタン的なフードコート、
Big-C、カルフール、テスコロータスのようなご当地ショッピングセンターは現地食が中心だけれど、我が”すかいらーく”の出店もあって和食っぽいテーストも味わえます。

この他、サイアムに程近いプラトゥーナームエリアにオープンした、服飾関連のお店がわんさか集まった”プラチナムファッショモール”の階上にあるフードコートも面白いんだけど、日本人始め買出し部隊の外人さんが結構来るみたいで英語が通じたりします。


フードコートでは、先ず、チケットカウンターで食券(金券)かプリペードカードを購入してから、メニュー別調理ブースで希望の料理を注文して、皿や器に装ってもらったらその場で精算するのが、一般的な方法だ。一人100バーツ出せば二品に小カップのコーラ一杯ぐらいは頼めるんじゃないかと思う。

この他、バーコードの付いた識別パスみたいのを貰って、食べ終わってから精算するセントラルのやり方もあるけど、そこは高級なんで無銭飲食しない限り従業員の人が親切に教えてくれます。安心して出かけてみることだね。

と言う分けで、結構写真集めるのに時間が掛かってしまった。生活臭ぷんぷんの取材と相成ったわけだが、毎日毎日、贅沢な食い物ばっかり紹介しているバンコク特有の典型的有閑奥様ブログとは本気で一線を画そうとしている、貧乏社長の実録ブログなのでありました。 (この巻、終わり)

(付録)30バーツのバーミーは、やっぱ上手いよねー。



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