何たって、今時のタイは、リアルタイムに政争が動いていて、宅診一派の組頭で義弟の粗無茶異首相が率いる政府と、世直し一派の「民主市民連合(PAD)」が、くんずほぐれつ政治闘争を繰り広げている渦中にある。
しかも、PDAはハルマゲドン狙いなのか自暴自棄なのか、恐れ多くも12月5日に差し迫ったプミポン国王の誕生日を味方にする意図もあったのか、月末25日夜半以降、スワンナプーム国際空港とドンムアン空港の二箇所を占拠してしまった。
もちろん、PDAの目的は首相退陣と総選挙を有無を言わさず実行させることにある。
一方、首相は、APEC会議の帰途、帰れるに帰れなくなってチェンマイでやっとこさ降りて、バンコクにも帰れず毎日ゴルフ三昧で憂さを晴らしていたらしい。
こんな、ドタバタ混乱・茶番劇が繰り広げらるようでは、外人観光客は正月休みにも来なくなって観光収入は激減するわ、クラリオンみたいな日系企業は愛想つかして工場建設を延期するわで、政治・経済の混乱が広がってゆくようなものだろう。
これはおいらの結論なんだが、やっぱり、タイの人たちは自分たち自身が解決するより、お上、すなわちプミポン国王の鶴の一声のご裁定を待ち望んでいるんじゃないだろうか、みなさんはどう思われますか。
(この巻き、おわり)
追伸:速報では、12月1日も国際空港は閉鎖と発表されました。何時になったら平常に戻るんじゃい(怒)。
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