2009年11月8日日曜日

和名が分からんと、どうも尻込みするの巻き

どうも得体の知れない魚に手を出そうとする勇気が湧かない。

※クリックして拡大して覧下さい。

せめて、姿かたちから和名が思いつくのであれば、多少は食指も動くと言うものである。しかしながら、日本から六千キロ以上も距離を隔てた異国であると同時に、タイは熱帯に位置しているので、生息環境が違って来ると同じ魚と言っても、どこかしら微妙に違いを感じるのである。同じ種類だと言われても、どうもどこかが違うのだ。

秋刀魚みたいな輸入物は、もともとタイで獲れないのだから問題ないし、テラピアなんかほとんど日本で流通していないので、始めてトライする魚種だから覚悟して食べることもできよう。気になるのは、日本でもタイでもごく普通に食べている共通した魚のことだ。

例えば、上のカルフールの広告を見ると、右端で上から下に、サンマ(数字10)、スズキ(59)、テラピア(赤、37)、テラピア(黒、17)、渡りガニ(52)の順で並んでいる。サンマの左隣は、カッコウさえ見てしまえばハマチ(55)と分かるから、日本で食べているものと代わりが無いので安心して買うこともできる。

ところが、上から二番目のスズキは格好がかなり違う。頭の部分が、日本のものよりちょっと平べったく長い。日本のスズキは、ちょっと丸みを帯びた頭だから、どうも種類が違う。それでも、白身には変わらんだろうと思って、上さんが試しに一匹買って見た。家では、蒸した後に、醤油で味付けして食べたのだが、味はまあ似たようなもんだと感じた。

ただ、こちらの魚は生臭さが強い。

多分、小売に出るまでの保冷方法が思わしくないと思うのである。獲れ立ては新鮮だから臭みなんか無いはずだ。ただ、暑い中を漁場から運んで港の卸市場に持ち込んでも、セリの後にようやく冷蔵するのなら、鮮度はガクッと落ちてしまうはずだ。そんな風に感じたのである。

しかも、さかなの名前が大雑把過ぎて、細かい種類の名前が特定しづらい。日本にいれば、アジなら、マアジ、ヒラアジ、ムロアジ、シマアジとか種類も分かれていたような気もするのだが、こちらは単に、プラー・トゥなのである。下の写真は、タイのアジなんだが、スズキ目 アジ科には違いないものの、日本のマアジとは何となく違う気もして来る。


それで、タイ語、英語、日本語で魚名を調べてみたんだが、結構、英語も雑な呼び名をしているのが分かった。サバもアジもmackrel(マッケレル)と一緒くたに読んでいるし、カレイもヒラメもhalibut(ハリバット)と読んで差し支えないみたいだ。同じ種類には違いないから、切り身になって売られてしまえば、同じだと言うことなのだろう。

 サバ --- Saba mackerel  --- プラー・サバ
 アジ --- Thai mackerel ---  プラー・トゥ
 マナガツオ --- Butter fish -- プラー・ジャーラメット
 ナマズ --- Cat fish ---  プラー・ドゥ
 カレイ ---  Flounder/Halibut -- プラー・ターディオ
 ライギョ ---  Thuder Fish --- プラー・チョン
 イトヨリダイ --- Threadfin bream --- プラー・サイデーン
 スズキ --- Sea bass --- プラー・ガポンカオ(?)
 ヒラメ --- Halibut --- タイ語分からず

しかも、カルフールの英語表記が好い加減もいいところで、イトヨリダイを”SILVER SHREDFIN BEAM.M”としてあって、誤字脱字が甚だしい。これでは、英語で特定しようにも探しきれない可能性が高い。他にも、”Indian Pacific Red”と書いてあった魚は、グーグルで全くヒットしなかったのである。


と言うわけで、結局は、食べたい魚を先ず買ってみて料理して食べない限り、どんな魚の種類なのかは分からないと言う結論に至ったのでした。それでも、カルフールは三枚おろしとか下ごしらえをやってもらえるから、上さんも少しは気楽かなと思った、貧乏社長なのでした。(この巻き、終り)

おまけ:
この歌をようつべで聴くと、日本人は本当に魚好きなんだと改めて思います。

見た目が金魚なので食べられますかの巻き

いや、本当に見た目が金魚みたいで、どうも食べる気が起きないのである。



この魚、レッド・テラピアと言うのだが、タイの庶民にとっては最も馴染みのある大衆魚には違いない。毎週末に出かける大型スーパーのカルフール・ラマ四世通り店でも、必ず売られているし品切れになったことが無い。



魚売り場の一角は、意外に大きい。生魚から、干物、すり身、焼き魚、果ては調理済みのおかずまで、種類も豊富に売られている。その場で買った魚は、うろこと内臓を取り除いて、三枚におろしたり輪切りにして、蒸す・焼く・揚げるの中から選んで調理してもらえる。本当に重宝なサービスで、しかも無料と来ている。

こんなに至れり尽くせりのサービスは、使いこなさずにはいられない。ただ、最初の頃は、上さんも頼みたくても頼み方が分からずに尻込みしていた。その後、タイ語教室に通って読み書きの知識も深まったらしく、とうとうお手製の依頼メモをこさえてしまった。


それで、最近は下ごしらえの三枚おろしをちょくちょく頼むようになってはいたのだが、あの金魚だけはどうしても選べない。見た目が、今まで食べて来た魚の姿かたちとは絶対に違いがあるからだ。ただ、このさかな、鯛に味や食感が似ていて外見もクロダイそっくりなことから、日本では「イズミダイ」とか「チカダイ」の売り名で呼ばれたり、アメリカの日本すし屋では真鯛のネタ代わりに使われているようだ。意外と格上の扱いが判明したのだが、それも切り身あってのことだろう。


やっぱり生の尾頭付きを見てしまうと、どうも食欲が湧かない。どうもこれは、家庭で調理せずにレストランで皿に盛られた料理に舌鼓を打つのが良さそうだ。さて、このテラピィア、今やタイ全土で養殖が盛んで、庶民の食卓を飾る大切な蛋白源となった。しかも、面白いことに、もともと地元に生息していたのでなく外来種なのである。

今を去ること約45年前、当時日本の皇太子であらせられた明仁天皇から、タイのプミポン国王に50匹のテラピアを贈られたのが、嚆矢になるらしい。その経緯は、ネットで検索するとたくさん紹介されているから、興味があれば簡単に探し出すことができる。

と言うわけで、テラピアは、タイ国民の食糧事情に貢献した日タイ友好の証のような魚なわけです。となると、見た目もさることながら来歴も畏れ多くなってしまって、何となく食べづらくなってしまった貧乏社長なのでした。
(この巻き、終り)

2009年11月5日木曜日

はるな愛=大西賢治=37才の巻き

この等号式は、正解なのだから末恐ろしいのである。

※クリックすると大きくなるから、記事が読めるかも。

地元英字紙バンコクポスト(11月2日版)に、でかでかと写真付き記事が載ってしまった。しかも、暴かれた37のお年頃で美人コンテストを勝ち抜くのは、並大抵の努力で果たせるものではない。それが、モノホンの女人だろうが、ニューハーフだろうが、レディーボーイだろうが、関係ないのだ。しかも、日本男児と言うことで誉れ高いのか、情けないのか、新しいジャパンクールなのか、超越した次元で愛ちゃんは、シンデレラになってしまったのである。

しかも、本名が大西賢治なのであった。ジミー大西の大西で、宮沢賢治の賢治なのである。だから、男性以外の何物でも無い。戸籍も、住民票も、パスポートも、みーんな男の子なのであるが、どう見たって女性そのものだ。

要するに、今年度の世界一ニューハーフ美人を決めるコンテストが、この10月31日、タイのパタヤで行われたのである。水着審査もしっかり行われたようで、ビキニ姿の写真が天下のAP通信さんで紹介されておった。それにしても、このショーツの喰い込み姿は、なんと表現したらいのであろう。


まさに、女性のフェロモンと機能美を強調したようなスリットである。世の男性諸君にとって、これほど、目の保養は無いであろう。しかも、ちょっと盲腸の手術痕がショーツからはみ出ているのが、中々に男心をくすぐるのである。因みに、ネットの英語辞書でスリットの意味を調べたんだが、ちゃんと意味が記されているので、驚いてしまった。


それで、この”はるな愛”ちゃんなんだが、ご本人の経歴から見ると守備範囲はなかなか広いようだ。芸能プロダクションのサンズエンタテインメント所属に所属して、ニューハーフタレント、お笑いタレント、歌手、女優、ファッションモデルとマルチにタレント業をこなす一方、実業家んの肩書きも持っていて、エンジェル・ラブ株式会社代表取締役と言う経営者でもある。

さっそく、グーグルで名前を入力すると一発で、ウイキペディアが検索されて来た。

※クリックすると大きく見られます。

しかもコンテストの翌日には、「2009年、『ミス・インターナショナルクイーン2009』に再挑戦し、優勝した。前哨戦である『Angel of Talent contest』でも優勝し、2冠に輝いた。日本人の優勝は初めてで、賞金1万ドルを獲得。」と、速攻で加筆されていたのである。

誰が、来歴をこまめに執筆しているのであろう。多分、プロダクションの回し者に違いないのだが、それはそれで、タレントの売名行為で商売根性がしっかりしているということなのだろう。

と言うわけで、賢治ちゃんは、日本は保守的で性転換者は自由に暮らすのに不自由していると伝えながら、タイでは自分の好きなことができると、バンコクポストのインタビューに答えていたのでした。でも、タイのニューハーフって本当にきれいだから、好きなように生きていけるのは当たり前と思う、貧乏社長なのでした。

※Ms. Nong Poy

※Ms. Nong Film (2007年の優勝者)
(この巻き、終り)

おまけ:
パタヤ・デイリー・ニュースで、コンテスト風景のビデオが紹介されておりました。

2009年11月4日水曜日

ててなし子は日本国籍だから尊重されるのかの巻き

タイ地元っ子の佐藤啓吾君も、結局のところ、日本人だったということだ。

※アピシット首相と一緒にハロウィン行事に参加する啓吾君(バンコクポスト)

タイ中部の故郷ピチット県で暮らそうが、国際都市バンコクに来ようが、生まれも育ちも喋られる言葉もどこであろうと、彼はれっきとした日本男児なのだ。しかもタイの地元では、先祖に日本人のいる人をNikkeijin=日系人と、一般的に呼び習わすようで、バンコクポスト英字紙でも、啓吾君をこの言葉で表現していた。

もちろん、この言葉には蔑みとか差別的なニュアンスは全く含まれていない。家系において、人種的な日本人の関わりを、単純に表現しているように思うのである。片や、フィリピンでは、ジャピーノと呼ばれる子供達も存在している。日本人男性とフィリピーナの間に出来た子は、いわゆる結婚とは無関係な状況でもたらされた私生児のためか、環境も複雑で社会が見る目は冷たい。

その点では、名乗りを上げた父親の佐藤克己さんは偉いところがある。

つまり、啓吾君を実子として扱い、法的に則って出生届を日本で出したのだ。そして、啓吾君は克己さんの戸籍に入り、長男になるわけである。タイに生まれ住んで、日本を一度も見たことが無かったとしても、啓吾君は日本国籍を所有する男の子として改めて確認されたことになる。

しかしだ。

冒頭の写真にもあるようにアピシット首相の持ち上げようは異常かもしれない。まして、マスメディアも時の人として、啓吾君をインタビュー番組に担ぎ出してしまった。



いかに、地元の人や民主党首班の現政権が日本びいきだとしても、年端も行かない子供を大げさに行事の特別ゲストとして招く必要もなかろう。子供をダシに使いすぎて、本人に悪い影響を及ぼさないか、はたから見て気がかりになった。その辺り、タイの人たちは結構、無神経なところもあると感じたのである。

と言うわけで、タクシン元首相派「反独裁民主同盟(UDD)」が政権を握ったら、今度は中共べったりのおべっかを使うから、日本人の啓吾君へは知らんぷりを始めるだろう。そうなったら、田舎でこつこつしっかり勉強してから、お父さんのいる日本にでも留学させてもらうといいよ、と考える貧乏社長なのでした。
(この巻き、終り)

おまけ:
日本は、タイと正式な国交を120年以上も前に結びました。アジアの中でも、最初に修好条約を結んだ国がタイということになります。それだけ歴史が古いのも、王室と皇室の関係があるからでしょう。国家も人々も、日本との関係を尊重してくれることは、地元で働く人間にとって非常にありがたいものです。
そうなると、佐藤啓吾君の話題が、ハッピーエンドでここまで来ているのは、喜ばしい限りと思いました。

2009年11月1日日曜日

土曜の出勤日は、大掃除だったの巻き

これが、こぎれいになった社長のデスクなのである。


今までは、印刷した資料やら、書きかけのメモ用紙やら、交換した名刺やらが、雑然と机の上に散らかっていた。経営者なんだから、資料作りとか細かな作業は部下に任せてコントロールすれば良いではないかと、言われるかも知れない。ただ、現地の日本人が一人となると、そうも行かないのが本音だ。

日本側から何だかんだと指示が来れば、当然、母国語でメールが入ってくる。こちらの社内で指示をするにしても、英語に翻訳しなければならない。まして、技術的な話となると、事務屋出身の畑違いだから、荷が重い。じっくり見直したり熟考する必要にも迫られて、ついつい、資料をプリントしてしまう。

そんなことを日常的に仕事で繰り返していたのである。

だから、必要なのか不要なのか分けの分からない紙の資料が、散らかり放題、山積み放題だったのだ。しかも、溢れそうになったら、イスを収納するスペースの床下へ置きっ放しにしていた。そんなことが許されたのも、自分にあてがわれた机自体が、日本の時に比べてどでかくなっていたせいでもある。

とにかく、一日かけて見違えるようにきれいになったのはうれしい


スタッフ達は、この十月最後の土曜日を、”BIG CLEANING DAY = 大掃除の日”と呼び名をつけて、5Sの一環として行事にしてくれた。元々は、週休二日制だから休みだったのだが、年末の休暇を長く取りたいと言う従業員の申し出を受けて、この土曜日を振り替えて出勤にしたのである。これから十一月は、土曜日の二日間を働くことになる。まあ、正月休みが一週間以上も続いて喜ぶ従業員も多いから、この際良しとしておこう。

ところで、デスクの写真を見て、モニターが二台、ラップトップが一台置いてあるのが分かるだろう。実を言うと、これが、駐在員のパソコンを駆使する方法だと思ってもらいたいのである。

大きな液晶モニターは、通常、メールを読んだり返事を書いたりするのに使うパソコンで、OSとして英語版ウインドウズXPが入っている。一方、ラップトップには、日本語版XPをインストールしていて、作業がし易いように液晶モニターが接続されている。

そこで、両方のPCに大きな違いがあるのかと言えば、それは言語処理の問題が関わって来るのだ。マイクロソフトオフィスの英語版と日本語版、しかもオフィス2007と旧バージョンには、ファイルを相互にやり取りができると一応は保証している。

しかしながら、完全にレイアウトを再現できるとは言えないようだ。日本語版オフィスで作ったファイルを英語版で開くと、簿妙だが体裁がくずれたりするのである。やはり、完璧を期す意味では、母国語をベースとしたソフトで資料作りをするのが一番なのだろう。

こんな細かい仕事上の知恵は、誰も教えてくれない。
駐在員として、実際に現地で仕事に携わって来て、初めて分かったのである。


と言う分けで、地球温暖化に警鐘を鳴らしてノーベル平和賞を取ったアル・ゴアさんのデスクよりはきれいだから、自分こそは省エネでエコにやさしい貧乏社長なのだと思ったのでした。(この巻き、終り)