2010年3月31日水曜日

ゆるーりとしながらも、掟てに従うのだの巻き

タイの国は、一言に言えば何事にも非常にゆるーい国なのです。
ですけど、羽目を外さない程度に、最後の一線だけは厳しく守っているような気もいたします。
例えば、非常にゆるーい常識と言えば、こちらの性風俗産業な分けですね。

店の前に椅子を持ち出して、顔見せをするスナックのねーちゃんもいます。
良く客引きをしているのを、スクンビットの通りでも目にして来ました。
はっきり言うと、これは、お持ち返りは交渉次第で、援助交際を黙認する怪しいお店な分けです。

売春を禁止する法律は、多分あると思うのです。
だが、そんな物は絵に描いた餅でしょう。
自由恋愛と言う響きもよろしく、拡大解釈は維持されています。

警察も、いちいち、厳しく取り締まっていられません。
そんなことしたら、ブタ箱の数が足りなくなるはずです。
しかも、この手の商売は観光産業と表裏一体でございます。

金づるの助平な外国人ばかりをしょっぴく分けにもいかんのです。
石部金吉でクソ真面目だったら、商売も上がったりでしょう。
だから、失業率1.1%(昨年12月)の脅威的な数字もたやすくでっち上げられるのです。

その日を暮らすためには、どんな事をしても、それが稼業になるのです。
つまり、渡世になるのだ。

これに加えて、こちらでは時間帯で酒類の販売が禁止されております。
午前中は十一時まで、午後は二時から五時までがご法度なのだ。
つまり、仕事時間に合わせたダメ出しな分けです。

これは面白い規制ですよ。
地元の人は、酒を飲まねば仕事ができないのでしょうか。
そんな分けないでしょう。

でも、マイペンライ(気にしない)で生活できる場所ならではです。
自制心の無い人もいて、ついつい酒をあおってしまうのかもしれない。
だから、お上は掟を作ったとしか言えない感じもいたします。

でも、これにはお情けもあります。
お昼のご飯時には、買って飲めるのです。
午後の仕事の景気づけに、乾杯できるんですよ。
日本人だって、ビールで一杯。
外資系企業だってわんさかあるから、ワインやビールの欠かせない欧米人には大歓迎でしょう。

と言うわけで、タイの国にはそれなりに守らねばならない法律や規制があるのです。
まだ、一度も法律に違反したことが無いから分からないのですが、少なくとも午後の時間帯では、どんな店でもお酒は売ってもらえなかったのでした。
これから、客先を訪問するのに、定番のお使いもの=ジョニ黒が買えず、難儀したことを思い出した道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

2 件のコメント:

南風飛治郎 さんのコメント...

魚心に水心。
本音と建前。
大目に見てつかぁ~さいですタイ。

いですね~この緩さ。

沖縄と同じ”なんくるないさぁ~~ね”文化はとっても素敵。

しかし、これにハマると日本でのサラリーマン生活に馴れるのが大変であります。


パスポートが切れていたので更新して参りますが、今年はあっちゃこっちゃ行くぞ~~~とゆるゆる燃えている年度末であります。

ぐりぐりももんが さんのコメント...

飛治朗さんへ、

タイの人は、のんびりしているようですけど、意外に働き者だったりします。

そうでなきゃ、日系企業が大挙してタイに進出するはずがありません。

先週は、マレーシアに出張で出かけましたが、国際空港で見かけたポーターさんは、やる気があるのか無いのか、それぐらいだらけておりまして、利用客用のイスに座って居眠りとかしているのですよ。

それも一人じゃない、何人も見ました。

国際空港は、その国の表玄関だし、看板ですよね。少なくとも、タイではそんなポーター見かけたことがありません。マレーシアの方が、一人当たりGDPでははるかに高いのに、変な感じがしました。

それで、パスポート取り直したら、是非タイにお越し下さい。バンコクをご案内することにいたしましょう。