プクンと盛り上がったように腫れています。
かゆい、かゆいとつい掻きむしってしまう。
なにせ、暑い国です。
一日中、玄関を開けて、風通しを確保しているせいでしょう。
その風に乗って、蚊が紛れ込んで来ます。
しかも、こっちはトランクスにランニングと言った格好です。
肌をどこでも露出しているから、格好の標的になってしまう。
どこからでもどうぞと言わんばかりに、餌場を差し出しているようなもんでしょう。
上さんが、かきむしる自分を見て笑っています。
「おいしいお肉」とか冗談を言いながら、タイガーバームを出してくれました。
かゆいところに塗ってみます。
たちまち、スーッとヒヤッとして、かゆみも失せました。
これで、一時しのぎにはなりますね。
でも、刺されたら薬を塗るの繰り返しでは、芸がありません。
ここは、対策を考えてみることにしました。
でも、難しいことではない。
単に、上さんが店屋さんから蚊取り線香を買ってくるだけのことです。
こちらにも、殺虫剤スプレーは当然ながらあります。
しかも、ベープマットのような電子蚊取り線香だってあるのです。
何を今更ながら、時代がかったクルクル線香巻きを使うのか。
それは、自分たち夫婦が、人工的な化学物質が嫌いだからです。
殺虫なんだから、人間に無毒とは言え無いでしょう。
長く使えば、その毒性も蓄積されて、人間の体に悪さを起こすかも知れない。
蚊取り線香だったら、まあ、ナチュナルな感じもする。
ほのかに煙をくゆらせ、上がって行く様子を見ていて、これが害があるとは思えんのです。
それに、蚊取り線香は、日本人が使い慣れた夏の風物詩だからね。
使わずにはいられません。
でも、こちらバンコクは夏しかないのです。
年中の必需品だから、薬局へ行けば必ず置いてあります。
日本だったら、冬場に買おうとするバカはいないでしょう。
もし、買おうとすれば、怪しいと思われるに決まっています。
そんなかんだで、クルクル巻きが我が家にやってまいりました。
早速火を点けます。
そして、付属品の薄っぺらな金属でできた、線香立てに刺してみます。
ありゃ、線香が折れてしまった。
強く刺しすぎたのかなー。
こっちの蚊取り線香は、材質がもろいのかもしれません。
刺し方が分からんのです。
どうして、刺又(さすまた)みたいに、段差のついた二股の刺し口があるのでしょうか。
それに、折れてしまった部分は、どうやって燃せば良いのでしょうか。
うーん、あの線香立ては、日本に居る時から気にはなっていたのです。
でも、夏の短い合間のことだけでした。
季節が過ぎれば忘れ去り、また思い出す繰り返しだった。
こっちは、違うよー、夏ばっかりだもん。
毎日、蚊取り線香を点けるかもしれない。
それじゃ、使い勝手の悪い線香立てを諦めて、上さんのために自作してみました。
針金を巻いて、乗っける網皿のようなものをこしらえたのです。
後は、落ちた灰を散らからないように、深い鉢にアルミホイールでも敷いてみました。
どうです、中々のもんでしょう。
これって、市販品は「蚊遣り豚」って言うみたいです。
ウイキで調べたら分かりました。
自分のは、お手製ですから何と申しましょうか。
※ウイキペディアより
と言うわけで、材料の針金を近所の中華系スーパーへ買いに行ったら、依然として棒状の蚊取り線香が売られておりました。蚊取り線香が渦巻きになっったのは、日本発で明治28年だそうですので、一世紀以上が経過していることになります。
でも、こちらタイでは、スティックタイプもまだニーズがあるみたいで、所変われば品変わるなんだと思った、道産子社長なのでした。
(この巻き、終り)
おまけ:
線香立ての使い道が、ようやっとネットで分かりました。
みなさん、これって知っていましたか?
5 件のコメント:
はい。
知っておりました♪
我が家も蚊取り線香応援です。
玄関、ベランダ・・・・・・天然素材のちょいと高いのを使っています。
しかし、娘がゴロゴロして倒れたりすると危ないので寝室は水性蚊取りであります。
これが本当の本末転倒でございます。
日本でもまだ売られていますよ~。
以前勤めていた職場の近くに、KINCHOさん(大日本除虫菊さん)の工場がありました。お中元という名で、毎年、蚊取り線香を職場まで持ってきてくださっていました。
それをもらって帰るのはいいものの、毎年、使いきれないうちに湿気てしまいました。タイなら湿気る間もなしに、使われていってしまいそうですね^^
蚊治朗さんへ、
棒状の蚊取り線香って、ご存知だったんですか。
上さんが面白がって買ってきたので、後で実物を紹介する記事でも書こうと思っているんですよ。
あんまり、ここで書いちゃうとネタバラシになりそうなんで、止めときますけど。
それで、北海道では日本脳炎のワクチンを打たないのですよ。この日本脳炎ウイルスに感染したブタとウイルスを運ぶ蚊(コガタアカイエカ)が生息しているのは、西日本が主なんだそうです。
タイでは、日本脳炎見たいな病気があるんでしょうかねー。心配になっています。
とよこさんへ、
こっちの蚊は、ほとんど羽音がしません。よく擬音語で、ブーンとか言いますけど、こちらは本当に無音なんですよ。
忍び寄ってきてぷつっと刺して、血を吸ってしまうのです。ですから、両手でぱちんぱちん叩いて、蚊を叩き落すこともできません。
おそるべし、タイのステルス蚊って言ったところでしょうか。
だから、蚊取り線香は本当に便利ですよ。焚いておけば、寄って来ませんので、助かります。
それで、蚊取り線香って時化ったら、天日干しすると、もう一度使えないんでしょうかねー。なんだかもったいない気がしますね。
肩こりが酷い私は、早速、寝る前に貼って休みました。
そして翌日の昼過ぎ、酷い肩こりが大分回復していたことに
気づいて驚きました。
タイガーバームプラスターは評判どおりの効き目でした!
http://www.geocities.jp/hk_tiger_balm
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