先週末の金曜日から、我が家は引っ越しでてんてこまいです。
金曜日に荷物をあらかたまとめておいて、土曜日には業者さんに来てもらいました。
こわれものはプロの方に荷作りを任せます。
それが終わったら、午前中に新居まで荷物一切合財を運び込んでもらいました。
引っ越し屋さんの段取りは上手で手際も早い。
新居へ荷物を運び入れる番でも、あっと言う間に引越屋さんの作業が終わってしまいました。
家の中には、梱包した段ボール箱が積み上がったままです。
やれやれ、後は、荷物を整理しながら、普段の暮らしに戻るようにするだけだ。
上さんは台所用品の整理をしていました。
自分はインターネットのセッティングに専念してわがままを許してもらいました。
この国では、ネットは欠かせません。
何せ、日本からのニュース情報は、少ないのです。
日経のような新聞以外は、犬HKテレビの衛星番組ぐらしかありません。
しかも、ニュース速報はネット経由が一早いのです。
そんなかんだで、昼飯も食べずに没頭してしまいました。
と、その時、背後でドシンと言う鈍く大きな音がしました。
リビングに居るので、背中は窓しか見当らない。
この日は、作業もあってエアコンを掛けていたので、窓は締めきっていました。
何かと思って、のっそり立ち上がって窓からベランダを見渡します。
すると、片隅に真っ黒な物体が横たわっていました。
何だろう、先っぽの丸みを帯びたところから尖ったくちばしのようなものが見える。
その反対には、足づめがしっかり見えるのです。
これって、カラスだよ。
どうして、こんな所に寝ているのだ。
最初は、驚きだけで分けが分かりませんでした。
でも、ベランダのすぐ向こうの小高い樹木では、一羽のカラスが止まっています。
そして、こちらを見ながらカーカーと鳴いて飛び去りました。
そうか、窓ガラスに激突したようだな。
相棒のカラスは、心配で見守っていたんだろう。
それにして、何と言うバカからすなのだ。
不思議です。
ガラスに直撃するなんて、本当に変だ。
それでも、カラスさんは、翌日、傷ついて不自由になった羽で、何とか滑空しました。
隣の木に移ることが出来て、良かったと思ったものです。
新居に移って、早々、生き物の不幸に会うのは縁起でもありません。
後で、窓ガラスをしげしげと眺めてみました。
見れば、その木が反射して写りこんでいれではありませんか。
分からずに止まろうと勘違いして激突したのです。
と言うわけで、引越しは色々とあるものです。少なくとも、命を落さないでくれて、良かったと思う道産子社長がいるのでした。
(この巻き、おわり)
<おまけ>
グーグルで、”鳥 窓ガラス 衝突”で検索すると17万件以上がヒットしました。
その筆頭に、「日本鳥類保護連盟」と言うサイトが挙げられており、このような事故は、都会の住宅地域では見受けられるのかもしれません。
<ガラスに衝突する鳥たち>
窓ガラスへの衝突事故
灯台やオフィスビル、マンション、住宅などのガラスにぶつかって命を落とす鳥がたくさんいます。私たちがちょっと気をつけさえすれば助かったはずの命がたくさんあります。
<ガラスに衝突する鳥たち>
窓ガラスへの衝突事故
灯台やオフィスビル、マンション、住宅などのガラスにぶつかって命を落とす鳥がたくさんいます。私たちがちょっと気をつけさえすれば助かったはずの命がたくさんあります。
どうしてぶつかるの?
鳥は目の生き物…とはいえ、鳥にとってガラスを認識することは難しいのです。特に公園や森に面している所では、ガラスに樹木が写りこんだりするため注意が必要です。
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