2010年3月27日土曜日

CPUは取るに足らんかも知れんので、自分を見失うなの巻き

インターネット無しの生活を一週間続けられるのか。

そんな公開実験が、イギリスで始まりました。
でも、あの国では、白黒テレビの受信契約者が三万世帯も現役だそうです。
ある意味では、情報負け組みみたいな人々がたくさんいる分けですよ。
でも、インターネットが無くても、動じない国のような気がします。

テレビの番組では、イギリス式の優雅な引退生活が良く紹介されています。
晴れた日には、庭の花木の面倒を見たり、午後になればご近所とお茶の時間を楽しんだりする。
雨の日には、居間で読書を楽しむ。
これが、本当に晴耕雨読の静かで落ち着いた余生と言うものがあるのでしょう。


そこには、テレビもラジオもインターネットもありません。
情報と言う麻薬に依存する必要も無いのです。
何かしら、生活にゆとりのある時間が流れて行きます。

私も、そんな生活を望みたいと思う時があります。
普段の生活にインターネットが無かったとしても、私は不自由しません。
でも、未だ現役のサラリーマンなのですよ。
どうしても、あらゆる情報に追いたてられている感じもします。

そして、それは時間に駆りたてられると言うことです。
いらだつ感情が先に立ってしまう。
もちろん精神衛生上、良くはありません。
インターネットを見ても、オフィスを起動させても、動きがとろいとパソコンに八当たりする。
余裕が無いんですよね。

ゆったりと構えて過ごす。
自分にとって、老いるこれからの人生です。
これも、大事なのだと思うようになりました。

さて、そんな急きたてられる情報の道具と言えばパソコンです。
CPUはインテルだとか、メモリーは1MBあるとか、グラフィックカードはNvidaだとか、スペックには細々と能書きが並んでいます。

でも、動けば良いんですよ。

そんなに、性能なんか気にしない。
むしろ、インターネットの回線速度が心配です。
画面表示が遅いと、かったるくなってしまう。
その方が問題です。

となるとと、性能は二の次かもしれません。
メーカーが、これでもかと薦めるようなスペックは余り気にしなくて良いのです。
例えば、パソコンの心臓部と言えばCPUです。
最近では、ウインドウズ7がOSとしてパソコンにセットされて売られます。
この7ですが、CPUの最低スペックが動作クロックとして1ギガヘルツ以上になっています。
でも、これぐらいの性能は十年前から存在していました。
実を申さば、AMDが周波数をメガからギガを超える画期的な存在として記者発表したのが、2000年の3月8日です。実に、十年一昔なのだ。
それぐらい、時間が経過しているのですよ。


でも、未だ現役で使えるのです。
そして、この十年間の間に製品発表されたCPUは、数限りない。
性能に関わる周波数の違いも考慮すれば、数百種類以上になってしまう。

だから、パソコンに性能を求める時代は終わったんですよ。
消費者の使用目的を満たす性能で、安ければそれに越したことはありません。
すでに、普及商品なのだ。
CPUの性能にだまされて買ってしまう消費者は、ヘビーなゲーマーぐらいでしょうか。
はたまた、CADや動画編集を行う趣味人や専門家なのでしょうか。

と言うわけで、自分は、日本の自宅では、十年近く前のお古なパソコンに、ウインドウズ2000を載せてネットを楽しんでいたのでした。それぐらいで、十分目的を果たせるものです。セブンだかイレブンだか知らんが、ぼったくりのOSをでっち上げるのは止して貰いたいと、常々、思う貧乏社長なのでした。
(この巻き、終り)

2 件のコメント:

かせっち さんのコメント...

お初に書き込み致します。

最近のOSは仮想メモリという技術を使っています。これは実物のメモリ上にありながら、すぐには使われないデータをHDDに退避させて(メモリスワップ)、使用できるメモリを増やすというものです。

仮想メモリは少ないメモリで見かけ上多くのソフトを動かせるメリットがありますが、HDDとのやりとりが発生するので、処理に時間がかかるというデメリットがあります。

ということは、実際に搭載されているメモリが少ないPCで多くのソフトを動かすと、メモリスワップが多発して、動きが悪くなります。「最近PCが凄く遅くなった」という人のPCの中身を見せてもらうと、搭載しているメモリが少ない場合が少なくありません。

特にWindows Updateを律儀に当てていくと、Windwos自体のメモリ使用量が増えていくため、それによってメモリスワップが頻度が増えて、パフォーマンスが悪くなる傾向にあります。

そのため、速いCPUにお金を使うよりも、メモリを多く載せるためにお金を掛けた方が後々苦労しないと思います。特にノートPCはメモリ増設が簡単ではないので、メモリは最初から載せられるだけ載せておくのがよいと思います。

ぐりぐりももんが さんのコメント...

かせっちさんへ、
アドバイスをありがとうございます。
ご指摘の通り、メモリーを増設した方がウインドウズの立ち上がりとアプリの起動は確かに早くなります。

実際にタイへ来てから、二台のラップトップともに、メモリーを倍増させました。それに、起動画面もクラシックのままですし、コントロールパネルからシステム設定でパフォーマンス優先にして、画面も16ビットに抑えてあります。

こうすると動きはかなり早くなりますが、W2Kとデザインは変わりません。もうひとつ付け加えるなら、英語版のウインドウズをインストールして、日本語入力だけできるようにすると、もっと動きが軽くなりますね。

日本に居た時、自宅ではW2Kの英語プロフェッショナル版に日本語入力を設定して、256MBのメモリーだけでもサクサク動いていました。

要するに、動かし方のテクニックを知っていれば、CPUの処理能力は気にしなくても良いのです。自分の経験では、ペンIIIの600Mhzに512MBのメモリーがあれば、XPのSP2は問題なかったように思います。もちろん、W2KのSP4でも同様です。

こちらでも、PCを組み立てようかと思って、主基板を日本から持ってきたんですが、バイオスが飛んだらしくてROMを書き込んでくれる業者を探している最中です。まあ、そんな感じでバンコクでパソコン相手に遊んでおります。

時折は、パソコンネタを書きますんで、宜しかったらご訪問下さい。お待ちしております。