おや、東京は雪が降っているよー。
上さんに声をかけながら、テレビを見ていました。
重そうな湿った雪が、画面のノイズのように降り注いでいます。
帰宅で慌しい雑踏には、傘の花が咲いていました。
衛星放送は、そんな日本の四季を映像で伝えてくれます。
そうなんだ。
今は、日本は冬なんだよねー。
でも、こちらは夏時分のままだ。
季節のこだわりが次第に鈍感になって行く。
そんな、つぶやく自分を可笑しくて笑ってしまいました。
その内に、天気予報の解説が始まりました。
太平洋岸を、発達した低気圧が上陸することも無く、舐めて行くようです。
台湾坊主だ。
久しぶりに典型的な坊主さんを見てしまいました。
でも、この言葉は台湾の方に失礼だと言うことになりました。
今は、使われない死語になっています。
でも、個人的には愛嬌があって好きですね。
ただ単に、冬場に台湾近海で発生する低気圧を指すだけなんだけど。
今日、工場の温度計は、何時も通り外気温三十度以上を指しました。
まだ乾季とは言え、次第に蒸し暑さが募って来ます。
タイは夏しかないのだ。
そんな、常夏の国です。
雪など降ることがあったら、天変地異かハルマゲドン。
最高峰ドイインタノンは、標高2565メーター。
北海道は大雪山の旭岳よりも高い山なのに、降りるのは霜だけ。
雪とは全く無縁の国、それがタイなのです。
雪の言葉も、白い頂きのヒマラヤ山脈を連想したもの。
それがなまって”ヒマっ”になったんだそうです。
だから、自然に見られない氷にも単語が無い。
ナムケン、つまり「硬い水」と称しております。
確かに固いよねー。
そんな国が、タイでした。
(この巻き、終り)
2 件のコメント:
タイからでも日本の四季が見れる、便利な時代になりましたね。
札幌はなんと、明日の最低気温は-12度、最高気温は なななんと-8度だそうです。
最高気温がですよ。
もうカチカチです。
世界は広いです。
ポプラさんへ、
コメントをありがとうございます。
そちらの記事も目を通しているのですが、先月は20本以上の記事を書いて、自分なりの記録をおったてたかったので、必至でシャカリキになっていました。そのため、そちらのコメントまで気が回らずにご無沙汰してしまいました。
今月は、のんびり通常モードに復帰する予定ですので、またコメントを投稿させてください。よろしくお願いします。
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