2010年2月21日日曜日

おれの体内時計は何処にあるやの巻き

日本に帰って来ると、寝て起きる時間がいつも不規則になってしまいます。

夜の八時に寝てしまったり、夜中の二時に起きてしまったりする。
しかも、朝の六時に起きようとすると眠くてしようがありません。
これってタイの時間に直せば、朝の四時に当ります。
いつも工場へ出勤するのに、六時起きだから、まだ二時間も眠れることになります。
いやはや、この決まりきった習慣は、体が覚えこんでしまったようです。

となると、タイ時間のリズムが自分の体に染込んでしまっているのでしょう。
これを体内時計と言うのかも知れない。
日本との時差は二時間ですが、生活の拠点がタイだから致し方のないところです。

それで、日本でとても面白いテレビ番組を見てしまいました。
犬HKで”プロフェッショナル 仕事の流儀”と言う、職業でその道に優れた人を紹介する番組があります。
今回は、体内時計の謎を探る先端研究を突き進む生理学者の紹介でした。
見ても聞いてもすぐ忘れるハトポッポの脳みそみたいなもんだから、内容はあまり覚えてません。


ですが、見ていて一番に驚いたことがあります。
それは、人間には一日がおよそ二十四時間である周期を基準として生活するリズムのパターンがあることでした。
しかも、これを遺伝子が記憶していると言う説明です。
体の部分部分では、そこが原因で病気が起こったりする時間帯が統計的に区分けされると言う。
つまり、人間の体内には、生理機能を支配する時計とタイマーが組み込まれていることになります。

これは、すごい機能です。

だから、睡眠の時間帯に狂いが生じてくれば、体調に変化が起きると言うことなのでしょう。
それで、自分の場合、体内時計の調節は柔軟にできないようです。
日本へ戻ってくるたびに、たったの二時間の時差が解消できない。
その結果、寝たり起きたりの変則的な睡眠に陥ってしまうからです。

それよりも、帰国した喜びが高まって興奮してしまい、眠れないのかもしれない。
そうだとすれば、五十過ぎのいい年こいたおっさんが、子供のようについはしゃいでしまうのもいただけない。
まあ、自制心の無い軽薄な奴だと言われれば、それでおしまいですね。

だから、こうして出国便の飛行機に乗ってタイへ戻るのは、ありがたいことなのです。
これで、寝不足の解消につながります。

と言う分けで、その生理学者の研究では、体の部分を司る体内時計の遺伝子情報を人工的に置き換えて、代謝機能の活動する時間帯を変えることができると言うのでした。それならば、もっと研究が進めば、時差ぼけ薬もいつかは開発してくれるだろうと、つい甘い夢を見て期待してしまう道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

おまけ:
これで、帰国中に書いた記事はおしまいになります。
これ以外にも、まだ、書き溜めた記事があるので、紹介していきます。
毎日記事をアップするとネタが枯渇するし、かと言って二日おきでは記事が余ってきます。
うれしい状況にはありますが、、、

0 件のコメント: