あなたは、人事異動で海外へ駐在することになりました。
現地での仕事・生活をどうやってこなそうかと不安になりませんか。
駐在の前任者が引継ぎで総てを教えてくれるでしょうか。
多分、出国するまでの日本で引き継ぎ業務が大変なはずですよ。
駐在の現地で引継ぎすると言っても、一週間あれば良いほうかも知れない。
アパートも探しおかなきゃならないし、労働許可証の申請もあるだろう。
時間が限られているのに、やることだけはてんこ盛りなんです。
もし海外営業畑の人なら渡航経験もあるから何とかなりそうです。
でも、あなたが技術畑出身だったり、国内生産部門の出身だったら、お困りでしょう。
まして、中小企業が初めて海外へ工場を建てて進出するとなったら、社内にハウツーの分かる人は皆無です。
それでも、待った無しなのです。
日本の企業は海外へ進出せねばなりません。
実に民主党は素晴らしい。
円高を容認した功績で、一ドルが90円に張り付いていしまいました。
いざとなれば、気運次第で80円でも70円でも簡単に上昇するでしょう。
おかげで、国内に安い物がどんどん流れ込んできますから、工場は厳しい競争を強いられる。
もう、日本で”ものづくり”をする余裕は無くなりました。
すでに企業は、青息吐息なのだ。
生き残りを賭けて、工場を海外へ移転するしか手立てが無いのです。
労賃が安く、原材料の調達コストも下げられる。
しかも、電気・工業用水等の用役コストなら、海外は手頃な国が多い。
そうすれば、安い製品が供給できて、商売が続けられる。
でも、どうやって、どこからノウハウを手に入れるのか。
仮に、進出先も何とか見つかって工場の箱物もできたとしましょう。
誰が行くんだ。
どうやって、現地人と一緒に工場を経営するんだ。
法律は、どうなっている。
営業許可や操業許可は取得できたのか。
みんな、分からない事だらけなんですよ。
でも、そんな困った時、OVTAさんに駆け込めば何とかなったのです。
この組織は、社団法人 海外職業訓練協会と言います。
海外派遣前の赴任者を対象に、実務研修・管理者研修を実施してくれました。
しかも、進出先に応じて、中国・タイ・インド・ベトナム・インドネシアとコースを分けた丁寧さでした。
でも、もうこのコースは利用できない。
なぜなら、きれいに跡形無く廃止されたからです。
民主党さんの貢献度は計り知れない。
華麗な政治情動型パフォ-マンスの大衆演劇がものを言いました。
つまり、かの組織は、「事業仕分け」と言う術中に嵌ったのです。
そして、悪代官となり果てバッサリと切り捨てられたのでした。
もちろん、「二位じゃいけないんですか?」とほざいた元オナペット姉ちゃんもテレビで見ました。
でも、このOVTAさんの予算はたったの三億円だよ。
これで助かった中小企業だって多いはずだ。
昨年の1~10月の間で、タイのBOI(投資委員会)へ申請した日本企業は、201件に上りました。
しかも、三億円以下の小規模な直接投資がほとんどです。
みんな、中小企業は、タイへこぞって引越して来ているのだ。
日本のものづくりを伝えるために、技術移転しているのです。
それにもかかわらず、民主党は、民間企業の最後のチャンスさえ助けようとしないのだ。
本当に憤りは隠せない。
と言うわけで、自分が海外合弁担当だった頃、赴任者を研修で送り出したのを思い出しました。そして、自らも今の赴任に当たって受講してきたのです。日本を亡国にするために、活躍されておられる、今はオナペット母ちゃんに感動した道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)
おまけ:
OVTAさんから、タイ事務所の閉鎖を親切にもご連絡いただきました。
9 件のコメント:
ぐりぐりももんがさん
これは知りませんでした。まったくミンスはろくなことをしませんね。ワザトではないよね。
でも、この話はまだほとんど知られていませんよ。きっと。
それで『新世紀のビッグブラザー』へ貼ってきてあげます。
ついでに『中韓』さんの所へも貼ってきました。
楽仙堂さんへ、
なんだかスポークスマンになっていただいて、ありがたい限りです。
確かに、OVTAさんの施設は立派過ぎてハコモノ行政の典型と非難する方も、多いのです。これは、分からないでもない。
ですが、このトレーニングは無償で提供されているのです。しかも、資料で配布されるテキストが優れています。実際に赴任した後で、読み返すとなるほどと思える参考書になっているのが、ありがたいのです。
特に、タイの元田時男先生は、受講後にメールでアドバイスを求めても、気軽にお答えをいただけるので助かりました。
ですから、こんな良い制度をつぶした民主党には、投票しないつもりです。
ぐりぐりももんが様,
貴方様のブログでははじめまして。 あの棄民Kuantanがあなたさまの悪口をで記載していましたので、ここへ来訪させて頂きました。http://kuantan-bin-ibrahim.blogspot.com/2010/02/blog-post_02.html
棄民Kuantanの件、御愁傷様でした。 あなつは正にあなた様の仰るとおりです。
ひとのこと馬鹿扱いすることでしか自分の劣等感を忘れて優越感に浸ることができないのかよ! Kuantan氏らしいなwww。
だいたい、そうやって区分けして差別していることが、後れた東アジアの辺境土人部族であるKuantan氏らしいなwww。頭の固い低能薄鈍はひっこんでいろ!だいたいKuantan氏はイスラームに魅了されているのにそんな問題も分からないんですね! 呆れました!イスラームに目覚めたんだったらもっとそれらしく生きれば良いのに。少なくとも、小生のイスラム教圏の友人はこんな卑屈な性格していなくて、かなりあっさりしていますよ。神のみのまえで恥しい生きかたはできないんでしょうね。 Kuantan氏も、イスラームがあーだこーだ言っているんだったら、一日誤解の祈りを捧げたり、中途半端でいないでとっとと日本人の性格捨ててイスラームになりやがれ! 所詮そんなことできないのは分っていますがね・あまりにも、日本人としての将来の性質って取れるものじゃないしね。んでなくとも、あるていど努力していれば、脱日本人はできるけれど、氏の言動を見ている限り、それからは遠いですな。キリスト教徒にも日蓮宗にもなれないでしょうね。
ってか、氏が白人の人々に何かいやな目にあっているのも、只単に氏が彼等彼女等を色眼鏡でみたり、邪念を発して接しているからでしょう。 白人が諸悪の根源であるような口振りですが、アジア人や黒人が文明的行動に似わない愚行を働いて今しめられることも多いのです。
ってかKuantan氏は旅行中に災害に当って瀕すぃの状態に陥るか、もういっかい白人様に喧嘩売って白人様に突き飛ばされてすぃんでしまえば良い! こんな、漂泊民崩れの薄汚い土人なんて事故に遭遇してすぃんでも悲しむ奴はそういまい。
Oblige347さんへ、
ご忠告ありがとうございます。
精神衛生上、よろしくないものは見ませんので、悪しからずご了承下さい。
それより、他人様のブログで扱っていただけるなんて、どうであれうれしい限りです。クアンタン殿のご奉仕に感謝しますね。
さて、私の奉職する会社は、イスラエルと取引しないのが暗黙の了解です。
なぜかと言えば、私どもにはたくさんのイスラム諸国のお客さんがいらっしゃるからです。
商売でお付き合いしていると、なかなかタフな交渉もあって疲れるのですが、あなたの言うとおり、さっぱりしていて粘着質ではありません。
今月、イラクに製品を輸出しますが、彼等は、イランイラク戦争以来、日本の親会社と取引が長期に断絶しても、我々を忘れないでいてくれました。
日本のものづくりの優秀性は、その国の人と姿まで、尊敬してみてくれるようになるものです。
どこかの国では、あたかも日本企業のなりすましで儲けているようですが、幸いにして私どもの市場は、荒らされていない。
そんなことを考えながら、かの人は、自分の視野を狭めながら、違う世界の動向も把握せずに執着して生き続ける情報社会の浮遊分子・根無し草と申しましょうか。
これは、少なくとも価値を見出しにくいので、あっても無くても構わないから、放置し存在を許容して良いのでは無いかと思います。
ただ、公序良俗と社会の安寧・秩序の破壊を伴わない限りと言う条件がつきます。もし、これを逸脱するのであれば、百害あって一理無しでしょう。
今回、かなたの記事を読む限りこの二点を逸脱しましたので、ネット社会における世論に、一般的な評価を委ねてみました。
ネット社会は、フラットで発言も批判も自由です。ただ、多数による判断が、ネット世論となって定着すると思います。
だから、ウオッチは必要なのですよ。
そう思いました。
おお!いますね~~~!
確かにウォッチングは大切だと思います。
同時にそれは相当な忍耐が必要です。
イッチョガミ致します。
私も事業仕分けで迷惑を被っている一人です。
たった1ヶ所だけがウソの報告書を仕上げたからといって、福祉関係(企業も含む)の調査事業すべてが廃止になりました。実施している都道府県が少ないからといって、予算削減された事業もあります。
それって、事業の効果検証の結果における事業仕分けじゃなく、事業の落ち度を探して仕分けしているだけじゃない、と思っております。
と、本題?に戻すことにチャレンジしてみました。
海晴朗さんへ、
変態長さんとは、ちょっと異なる海外分野でウォッチしていることもありまして、今回の軽い悶着となりました。
ただ、相手は絶対に自分のブログから出てきて、コメントを投下しませんので、なかなかに老獪とお見受けしました。
ですので、相手の記事は折に触れてこちらからに見に行っていたのですが、天皇制打倒の宣言までしたとなると、仰天同地でした。
むしろ、この方は、2004年頃の時点では、まだ体制に対する批判は記事に見当たらなかったと思います。
何が彼をしてここまで変えさせたのか、追い込まれたのか。
巡回訪問は、欠かせないような気が致します。
とよこさんへ、
事業仕分けって何だったのでしょうか。
思いますに、お役人さんのやることですから、対費用効果が悪い事業が多かったのは否めません。
でも、あんなことするんだったら、事業の効率が悪いから、民営移管して予算は、時限付きでとりあえず継続させるとか、アイデアは色々とあったと思うのですよ。
ばったとなで斬りして、国民の指示を得る。衆愚をてなづけるメディア活用の事例とも言えましょう。
とにかく、我々はかの政党を選んだ以上、四年間を付き合う必要があるのです。
大きな割れ鍋に、監視する綴じ蓋は必要なんだ。そう感じています。
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