食事をする船着場兼食堂から、ボートに乗って移動する。
かなり離れていて、五分以上は優に掛かった。
かなり離れた場所だから、船以外の行き来は無理かも知れない。
それで、自宅に戻ってから、場所を特定しよう試みた。
グーグルの地図で縮尺を上げながら、川の蛇行をなぞって見る。
記憶に残っていて、目印になるような建造物も手がかりにした。
かなり悪戦苦闘したのだが、ようやく目的地の位置的な関係が定まる。
ただ、象さんに乗った場所がはっきり分からなかった。
船着場のすぐとなりにある橋を渡ったのは、分かっている。
確か、宿泊先の方に向かったと思うのだが、ハッキリしない。
まあ、分からなくてもそれで良しとして、旅の思い出にしておこう。
とにかく、このツアーはそれなりに内容が満載だった。
象さん乗りに続いて、いかだの川下りとサイヨーク・ノイ滝も見に言った。
そして、前に紹介したようにナムトック駅から列車に乗る体験もした。
とくに、橋は朽ちていて渡るのにスリリングな気分を味わった。
これで、ようやく一日目の行事が終了した。
後は、食堂で早めの夕ご飯を取ったら、ボートで移動する。
それで、食事だけは期待しないほうが良い。
最低限に栄養補給ができると思ったほうが無難だった。
とにかく、まずい。まともな飯がカオパ(チャーハン)だったと言えば、分かってもらえるだろう。
これも、一泊四食で一万円しないのだから致し方ない。
宿も、お世辞ですばらしいなどと口が裂けても言えない。
洗面所のシンクは、詰まっていて水漏れしていた。
部屋の仕切り壁も竹で編まれていて、話し声が筒抜けだった。
だから、プライバシーなんかありっこもない。
これも、いかだの水上に浮かんだ宿ゆえ、軽量に造作する必要があってのことだろう。
と言うわけで、コストパフォーマンスが総てなのである。
割り切って楽しむのが、このツアーの醍醐味だと感じてしまう。
宿には、テレビもラジオも見当たらない。
夜になってしまえば暗く、ただ緩やかに流れる川の音がするだけだ。
こうして、凸凹夫婦はすることも無く、勝手に持ち込んだ生ぬるい缶ビールでちびりちびりと晩酌したのです。そして、一日目の夜は更けて行くのでした。
(この巻き、終り)
後は、食堂で早めの夕ご飯を取ったら、ボートで移動する。
それで、食事だけは期待しないほうが良い。
最低限に栄養補給ができると思ったほうが無難だった。
とにかく、まずい。まともな飯がカオパ(チャーハン)だったと言えば、分かってもらえるだろう。
これも、一泊四食で一万円しないのだから致し方ない。
宿も、お世辞ですばらしいなどと口が裂けても言えない。
洗面所のシンクは、詰まっていて水漏れしていた。
部屋の仕切り壁も竹で編まれていて、話し声が筒抜けだった。
だから、プライバシーなんかありっこもない。
これも、いかだの水上に浮かんだ宿ゆえ、軽量に造作する必要があってのことだろう。
と言うわけで、コストパフォーマンスが総てなのである。
割り切って楽しむのが、このツアーの醍醐味だと感じてしまう。
宿には、テレビもラジオも見当たらない。
夜になってしまえば暗く、ただ緩やかに流れる川の音がするだけだ。
こうして、凸凹夫婦はすることも無く、勝手に持ち込んだ生ぬるい缶ビールでちびりちびりと晩酌したのです。そして、一日目の夜は更けて行くのでした。
(この巻き、終り)
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