「ビルマの民主化運動の活動家は、昨日、ビルマの平和的な抗議活動を武力弾圧した二周年を記念して、東京都心にある国連施設の前で集会を行う中、殺害された日本人ビデオグラファー長井健司氏の写真を掲げている。写真の中には、日本語の文章が読み取れている:"長井健司さん、我々は永遠に恩義を感じます。"」
Burmese pro-democracy activists hold photos of slain Japanese videographer Kenji
Ngaai, as they stage a rally in front of UN building in central Tokyo yesterday to mark the 2nd anniversary of the military crackdown on peaceful protesters in Burma. The Japanese text reads : “Mr. Kenj Nagai, we are forever in your debt."
ミャンマーといえば、「世界最悪の独裁者」の2008年度ランキングにて、第3位に選ばれたタン・シュエ議長が首領様な分けである。
この人は、女房に頭が上がらないらしい。
名前をキャイン・キャイン(Daw Kyaing Kyaing)とか言うらしく、こんな名前はウド鈴木と天野ッチのコンビしか知らん。占い好きもに程があるようで、精霊の神:ナッを熱心に信心している話が、ネットの中でも散見されるのだ。
結婚直後から、「あなたは将来ビルマの最高指導者になるとナッが予言している」という言葉を、旦那に耳元から囁き込んだのは、手練手管だったかどうかは分からない。
そうか、俺には精霊の見方があるのだと信じ切って、一国の支配者に駆け上ったのである。とすれば、奥さんの内助の功が、招かれざる大出世に繋がったと言うことだろう。
後は、権力を掌握すれば、軍政独裁者としての性格を如何無く発揮する。軍人としての六十歳定年は無視され、終身国家元首の地位まで強奪してしまう。為政者として世界最貧国を恥じることも無く、国民を貧苦に押しやったまま、私欲の権化となれ果てて、権力を思うがままに行使し続けて来た。
しかも、占いごとは政治に任せたままで、「首都を移さなければお前は政権の座から転落する」とナッからの指令だと言わんばかりに、ヤンゴンからネピドーへの首都も、即効で移転してしまった。
なんと、ミャンマーは浅はかな国家であろうか。
そんな国に出向き、長井さんは熱心に反政府デモを取材した。ただ、それが最期となってしまったのは真に痛ましい。私服の治安部隊員が発砲した凶弾に倒れた長井さんは、日本国民としても絶対に忘れてはならない。
そして、今改めて、追悼の意を表したいと思います。
(この巻、き終わり)
おまけ:
タンシュエは、国民の貧しい暮らしにはそっちのけで、不細工でも娘の結婚式には莫大な費用を掛ける、悪魔のお父さんのようです。
2 件のコメント:
こんにちは。
現地の人に聞いたところによれば、遷都の理由については記事中でご紹介してくださった占いのほかに、ヤンゴンはすべてが老朽化しており、このインフラをやりかえるよりも新たに作った方が早いということと、単純に山奥の方がアメリカの攻撃を受けにくいからという、いずれも非現実的な説があるそうです。
ところで余談ですがこれ面白かったですw
http://www.youtube.com/watch?v=rB4-hsknqPI
overdopeさんへ、
今年の二月ごろ、市場調査で、従業員がかの地へ出張しました。
ヤンゴンから新首都ネピドーへ至る国道は、二車線の舗装道路が延々と続き、六時間を要したそうです。
なぜ、辺鄙な内陸に遷都したのかと言えば、唯一の支援国:中国に近いから守ってくれるとか、独裁者の自己保身以外の何物でも無いでしょう。八十手前の耄碌爺の被害妄想が高まって、絶対に海外から攻撃を受けると信じ込んで、夜逃げ同然の引越しになったのだと思うのです。
かつてのアルバニアの独裁者:エンバルホッジャも同様でして、晩年になるほど、攻撃に備えたタコツボ陣地を全国至る所に張り巡らせたとテレビで見ました。
かわいそうな人たちです。
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