この等号式は、正解なのだから末恐ろしいのである。
地元英字紙バンコクポスト(11月2日版)に、でかでかと写真付き記事が載ってしまった。しかも、暴かれた37のお年頃で美人コンテストを勝ち抜くのは、並大抵の努力で果たせるものではない。それが、モノホンの女人だろうが、ニューハーフだろうが、レディーボーイだろうが、関係ないのだ。しかも、日本男児と言うことで誉れ高いのか、情けないのか、新しいジャパンクールなのか、超越した次元で愛ちゃんは、シンデレラになってしまったのである。
しかも、本名が大西賢治なのであった。ジミー大西の大西で、宮沢賢治の賢治なのである。だから、男性以外の何物でも無い。戸籍も、住民票も、パスポートも、みーんな男の子なのであるが、どう見たって女性そのものだ。
要するに、今年度の世界一ニューハーフ美人を決めるコンテストが、この10月31日、タイのパタヤで行われたのである。水着審査もしっかり行われたようで、ビキニ姿の写真が天下のAP通信さんで紹介されておった。それにしても、このショーツの喰い込み姿は、なんと表現したらいのであろう。
まさに、女性のフェロモンと機能美を強調したようなスリットである。世の男性諸君にとって、これほど、目の保養は無いであろう。しかも、ちょっと盲腸の手術痕がショーツからはみ出ているのが、中々に男心をくすぐるのである。因みに、ネットの英語辞書でスリットの意味を調べたんだが、ちゃんと意味が記されているので、驚いてしまった。
それで、この”はるな愛”ちゃんなんだが、ご本人の経歴から見ると守備範囲はなかなか広いようだ。芸能プロダクションのサンズエンタテインメント所属に所属して、ニューハーフタレント、お笑いタレント、歌手、女優、ファッションモデルとマルチにタレント業をこなす一方、実業家んの肩書きも持っていて、エンジェル・ラブ株式会社代表取締役と言う経営者でもある。
さっそく、グーグルで名前を入力すると一発で、ウイキペディアが検索されて来た。
しかもコンテストの翌日には、「2009年、『ミス・インターナショナルクイーン2009』に再挑戦し、優勝した。前哨戦である『Angel of Talent contest』でも優勝し、2冠に輝いた。日本人の優勝は初めてで、賞金1万ドルを獲得。」と、速攻で加筆されていたのである。
誰が、来歴をこまめに執筆しているのであろう。多分、プロダクションの回し者に違いないのだが、それはそれで、タレントの売名行為で商売根性がしっかりしているということなのだろう。
と言うわけで、賢治ちゃんは、日本は保守的で性転換者は自由に暮らすのに不自由していると伝えながら、タイでは自分の好きなことができると、バンコクポストのインタビューに答えていたのでした。でも、タイのニューハーフって本当にきれいだから、好きなように生きていけるのは当たり前と思う、貧乏社長なのでした。
(この巻き、終り)
おまけ:
パタヤ・デイリー・ニュースで、コンテスト風景のビデオが紹介されておりました。
4 件のコメント:
はるな愛氏の話はそちらでは、大報道だったんですね。タイってものすごく日本人が好きなんですね。しかし、この人は「氏」を使えば良いのか「嬢」を使えば良いのか判りませんね。
出るとこ出ていて羨ましいかぎりです。
楽仙堂さんへ、
タイ国内では、例年五月に海岸のリゾート地パタヤで、ニューハーフの美人コンテスト:ミスティファニーが開催されております。これは、国内コンテストなのですが、結構、美人が出場します。
それで、これに関係して他の記事も書いておりますので、宜しかったらお読み下さい。
http://gurigurimomonga.blogspot.com/2009/05/blog-post_28.html
タイにはどうしてニューハーフが定着したのでしょうね。ほんときれいな方が多いですね。
はるな愛さんも頑張られたなあと思います。でもろっ骨の形はやっぱり男性だなあって思ってしまいました^^
日本のニューハーフというと、今まであまりきれいなものとは言えなかったような気がしますが(失礼ながら)、愛さんが出てこられてから、日本でもニューハーフのイメージが変わったのではないかなと思っています。
とよこさんへ、
タイでは、ニューハーフのことをレディーボーイと呼ぶのですが、ごく普通に見かけるのですよ。昨日も、テスコと言う大型スーパーの荷物一時預け先の受付の女性(?)がそうでした。声が低いので分かったのですが、喋らなければ女性としか見えませんでした。
と言うことで、実に寛容な国と思います。
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