2010年5月27日木曜日

タイに関する最新渡航情報の巻き

お世話になります。
下記の通り、外務省からタイに関する最新の渡航情報が出されましたので、ご案内します。
なお、先週の反政府運動の動乱があっても、終日外出禁止となった5/19(木)を除き、郊外の工業団地に勤務する邦人は、スクンビット地区から出勤を続け ました。
理由としましては、この地区に三十近くもの大使館・領事館が集まっているせいで、政府の治安維持も手厚いからです。
このため、定宿とされておられる四羽ホテルも同じ地区にあり、海外出張が必要ならば、随時来タイをご検討下さい。
宜しく、お願い申し上げます。
以 上

社 長:ぐりぐりももんが


去る26日、日本政府さまは、首都バンコクを『渡航の是非を検討して下さい』の扱いに変更しました。
現在、タイの治安情勢が回復に向かいつつあることを踏まえた見直しだそうですが、『渡航の延期をお勧めします』から1レベルを引き下げても、何の意味があるのか判断に苦しみますね。

だって、洋行するのは自己責任ですから、これは目安のご進言程度なもんです。

本当に成否を賭けるビジネスがあると言うなら、これぐらいの状況で来タイしたって、どうってことなくて大丈夫だと思うのです。

日本人は、神経質しすぎますよ。
マスゴミが、局地戦を首都全域が市街戦でもあるかのような、誇大報道を繰り返す始末です。

上のご本社様のメールにも書きましたが、日本人御用達のお住まい:スクンビット地区は、 日々平穏でした。

ただ、南側の偶数ソイの脇道辺りでは、鎮圧作戦の影響で二時間以上の停電があったとは聞いています。
でも、通りをはさんで北側は、安泰な日常生活の繰り返しにしか過ぎなかった。

手紙でも書いたんですが、三十近くの大使館・領事館の地区が暴動に巻き込まれるようだと、これは外交問題ですよね。
そんなことが、無いように政府もこの地区の治安維持に努めているんだと思うのですよ。 

それで、もし、出張者が、こんな情勢で日本から来る場合、どうしましょうか。

現地駐在員も、最大限に注意し て、スワンナプーム空港まで出迎えをする必要はありますね。 
宿は、スクンビットエリアのホテルに泊まれば問題ないはずです。
だって、この騒動で日本大使館は、ソイ22のインペリアルクイーンズパークに引っ越したでしょ。
商工会議所だって、ソイ31のサービスアパートに移っています。

しかも、同じソイには、アピシット首相の自宅もあります。
それに、ソイ47は逝去されたガラニヤ王女の居宅が、ソイ51近辺にはインタナショナルスクールが二校もありました。
UDDだって、スクンビットまで出てきてテロ活動をして、不敬を働き、日本人や欧米人を敵にしますでしょうか。 

それより、今はアユタヤにもシラチャにも、短期宿泊用のサービスアパートがたくさんあります。
そこに宿泊すれば、騒動とは無関係でしょう。

つまり、これぐらいの騒乱なんか、危機管理がしっかりしていれば、大丈夫なんです。

だって、郊外に工場を持つ日系企業のほとんどが、20日も含めて操業いたしました。
今は、受注残が多いのです。
工場は、休むわけに行かない。

そんな甘ちゃんだから、韓国のサムスンやLGに負けるんだ。
従業員は、戦闘員みたいなもんでしょう。
全然気にしないで、出張させてると思います。


と言うわけで、日本人はずいぶんと弱腰になったなーと思いました。そのくせ、国家の安全保障上、沖縄の基地は必要だからって、宗主国様にごねるのです。ずいぶん勝手すぎると思った道産子社長なのでした。
(この巻き、終わり)

-------- Original Message --------
会員企業各位
在タイ日本大使館から、下記の情報が来ておりますので、転送させて頂きます。

事務局
==========================

バンコク都に対する渡航情報(危険情報)の引き下げ
(2010年5月25日現在)

1.日本政府は、現在のタイの治安情勢が回復に向かいつつあることを踏まえて、バ
ンコク都の「危険情報」を現在の『渡航の延期をお勧めします』から1レベル引き下
げ『渡航の是非を検討して下さい』に変更することとしました。
また、バンコク都及び23県に対し発令された非常事態宣言が、未だ解除されない現
状を踏まえ、非常事態宣言対象23県については、『十分注意して下さい』の「危険
情報」を継続することとしました。

【「危険情報(十分注意して下さい)」の対象となっている県】
ノンタブリー県、サムットプラカーン県、パトゥムタニー県ナコンパトム県、アユタ
ヤ県、チョンブリー県、チェンマイ県、
チェンライ県、ランパーン県、ナコンサワン県、ナーン県、コンケン県、ウドンタニ
県、チャイヤプーム県、
ナコンラチャシーマー県、シーサケート県(プレアビヒア寺院周辺を除く)、ウボン
ラーチャータニー県、マーハーサーラカーム県、サコンナコーン県、ローイエット
県、ノーンブアランプー県、ムクダハン県、ガラシン県

2.バンコク都及び非常事態対象23県については、治安情勢は回復に向かいつつあ
りますが、当該対象地域に渡航される場合には、報道等から最新情報を入手し、不測
の事態に巻き込まれないよう引き続き十分な注意を払って下さい。

3.なお、タイには今回の反独裁民主戦線(UDD)デモの際に非常事態宣言が発令
されたバンコク都及び23県以外に以下のとおり危険情報が発出されておりますの
で、ご注意下さい。
●ナラティワート県、ヤラー県、パッタニー県及びソンクラー県の一部
(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡)
:『渡航の延期をお勧めします』
●ソンクラー県(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡を除く)
:『渡航の是非を検討して下さい』
●シーサケート県のカンボジアとの国境付近のプレアビヒア寺院周辺地域
:『渡航の是非を検討して下さい』

【ご参考】
「危険情報」の種類は以下のとおりです。
●『十分注意して下さい』
:その国・地域への渡航、滞在に当たって特別な注意が必要であることを示し、危
険を避けて頂くようおすすめするものです。
●『渡航の是非を検討して下さい』
:その国・地域への渡航に関し、渡航の是非を含めた検討を真剣に行っていただ
き、渡航される場合には、十分な安全措置を講じる  ことをすすめるものです。
●『渡航の延期をお勧めします』
:その国・地域への渡航は、どのような目的であれ延期されるようおすすめするも
のです。
●『退避を勧告します。渡航は延期して下さい』
:その国・地域に滞在している全ての日本人の方々に対して、滞在地から、安全な
国・地域への退避(日本への帰国も含む)を勧告  するものです。この状況では、
当然のことながら新たな渡航は延期することが望まれます。

(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人援護)
FAX :(66-2)207-8511

*************************************
盤谷日本人商工会議所
Japanese Chamber of Commerce, Bangkok
Tel: +662-256-**** Fax: +662-652-****
*************************************

おまけ:こんなアホは要らない。

2 件のコメント:

通りすがりの草莽人 さんのコメント...

現地タイからの貴重な情報として いつも拝読させて頂いております。

今回のこの記事、mixi日記で転載させて頂きました。
 ↓
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1499241605&owner_id=2501670

ぐりぐりももんが さんのコメント...

通りすがりの草莽人さんへ、

お使い下さり、有難うございます。

かなりの書きなぐりブログなので、自己満足ですが、せっかく異国の土地で働いているのだから、自分の経験を記録しておきたいと思い、書き続けております。

草莽崛起さんといえば、地方議員さんの集まりのブログもありましたよね。日本に居た頃は、時々、訪問しておりました。

海外に住んで来ますと、母国の存在無くして、われわれの仕事は完結できないと思うのです。

ですから、日本国の政治経済が磐石であることを強く望みます。

そのことを強く思うので、日本ネタが増えてしまい、バンコクのブログなのか分からなくなってきました。(笑)