今日、わが社にタイ国産のトヨタ・カムリが納車されてきました。
もちろん、最先端技術のハイブリッド車なのです。
昨年の七月末から引渡しは始まっていたのですが、未だホヤホヤの新型モデルと言っていいでしょう。
本当は、今乗っている本田のアコードも捨てがたい。
十万キロの走行距離を越えたとは言え、整備工場に運んではまめに点検を受けてました。
故障したこともほとんどありません。
ですから、ちょっと買い換えるには、未だ早いとは思っていたのです。
そんな時、営業部門から、VIP待遇の客先を送迎できるような営業車両がどうしても必要だとせがまれてしまいました。
実を言うと、お客様の中には上場している一流企業の幹部や、海外の代理店社長もいます。
本当は、後ろ髪を引かれる思いだったのです。
それでも決断して、アコード車を営業用に譲ることにしました。
となると、新しい社長車を探さなくてはなりません。
そんな時に、スタッフがこのカムリ車を提案してきました。
燃費が格段に改善されると説明してくれます。
でも、新製品というのは曲者なんだ。
テストを重ねて発売にこぎつけたのも承知しています。
ただ、実用でどんな不具合が出るかは未知数です。
発売から半年後、1年後と時間を経れば、車は熟成されるはずです。
そんなこともあって、半年間、待たせました。
それに、三年リースにすると言っても、支払い総額は大金です。
今年度から、ちゃんと経費予算に計上させることにしました。
こうして、今日、カムリ君が颯爽とデビューしてくれたのです。
まだ、新車ですから赤ナンバーのままです。
登録は終わっているはずですが、「正式ナンバー」が来るまで数週間は掛かるでしょう。
しかも、この仮ナンバーには色んな禁止事項があるようです。
1.夜間18時以降の走行
2.県外での走行
3.高速道路の走行
でも、初日で既に、運転手さんは高速道路を走ってしまった。
しかも、アパートに到着したら夕方六時をとっくに過ぎていました。
でも、違反しているような雰囲気は微塵も感じられません。
これも、タイ風の、結構、微妙な決まりなんだと思いました。
なぜって、これまでも多くの赤いプレート車が夜間を走っていましたから、、、
と言うわけで、乗って見た感想なんですが、静粛性は抜群でした。さすが、トヨタさん、日本に帰参したら絶対にハイブリッドを買おうと決心した道産子社長なのでした。
(この巻き、終り)
おまけ:
ちょっと残念だったのは、シートがアコードより少し安っぽい気がしました。まあ、装備の値段差もあるからでしょう。已むを得ないと思いました。
2 件のコメント:
ハイブリですか!いいですね!
私のトヨタチェイサーも10年目を迎えて21万kmになりました。
過走行は仕事でも使いますから仕方ありません。
あっちゃこっちゃ傷はありますが至って元気であります。
4月の車検通して後2年乗る事にしました。
最大の要因は、子供達が汚すからです。
また、燃費の悪いミニバン買ってももったいない。
8歳と5歳になれハイブリミニバンが出てるでしょうからお楽しみにであります。
チェイサー君には目指せ30万キロとハッパをかけております。
ん?そうなると、ハイブリミニバンは家族用で、今のカミさんの軽を私の通勤&仕事用になるかもですね。
なんか嫌だ!と、思う土曜の昼でありました。
古今亭志ん治郎さんへ、
今回は、実はもっと内容の濃い話でして、そこをさらっとかわして記事にしております。
実は、ここタイでは、地元の部長クラスの幹部連中にまで、通勤・業務を目的として、車を会社で買い与えてしまうケースが、日系・地元企業に関係無く数多くあります。
当社の場合も、ご多分に漏れず株主さんが、それを実践してしまっておりました。”隣の芝生は青い”のたとえではありませんが、その話を聞いた幹部が買い与えろと、ゴネ出したことから話が始まりました。
当社は、バリバリの製造メーカーでありますので、コストは常に抑制しなければなりません。日本の親会社は、副社長以下役員は、みな公共交通を使って通勤してくる慎ましさです。
ですから、そんなことを日本に相談したら、一喝されそうだったので、色々と考えました。
結局、日本でも良くあるような、営業を目的とした社有車を共通に使えることにしました。まあ、あの社長車のアコードを振り向けるのですから、贅沢すぎるぐらいの営業車でしょう。
一方、通勤は役職に関係無く、車で通勤したければ自家用車とすると、改めて宣言しました。
結局、社長車は新しく探す必要もあったので、カムリを購入することになりました。
ですが、自分自身は、本当に運転手つきの車で通勤したくないのです。駐在規定で、自分で車を運転できない禁止条項があるため、従わざるを得ません。
これは自分で運転して現地で交通事故を起こした場合、日本人だとお金を持っていると思われて、示談でぼったくられたり、交渉が長引くなど、不利な側面があるからだと、聞かされました。
ですから、タイは意外に不自由なんですよ。自分の好きな時間に車を運転して、好きな場所に出向くことも出来ないなんて、、、
そんな事情がありましたので、ちょっとコメント欄で書かせていただきました。
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