近くで見ると意外に汚らしいのです。
コンクリートがむき出したかのようにも見える。
いや、漆喰がかびて、薄汚れてくすんだのかもしれない。
河を渡ってはいけない。
こちらの岸から、向こう岸を見て崇めるのです。
向こう岸に拝む尖塔のパゴダこそ、尊いのです。
もし、貴方が3バーツを払って渡ってしまったのなら、後悔しない。
それも、旅の経験になるでしょう。
確かに、小説で連想される聖域は、神々しいのかも知れない。
それは、「暁の寺」。
人々は、ワットアルンと呼ぶのです。
長篇小説「豊饒の海」、その第三部で『暁の寺』が登場します。
小説家、三島由紀夫の書いた作品です。
でも、そんな薀蓄は要らない。
旅を楽しむために、そこに寺があったと思ってください。
そんな分けで、チャオプラヤー川の水上ボートに乗りさえすれば、暁の寺は眺められるのです。そして、夜景でライトアップされた姿こそ、本命なんだろうと思った、道産子社長なのでした。
(この巻き、終り)
2 件のコメント:
ぐりぐりももんがさんもご存知かと思いますが、日本では数年前から工場見学がブームです。といっても内部見学ではなく、対岸から見える工場の夜景を楽しむのです。大阪には楽しめるスポットが少ないですが、東京近辺ではかなり盛り上がっている様子です。
でも、昼間はどうなんでしょうね。あまり見学する人もいないと聞きます。函館山から見る夜景スポットのように伝統的な夜景見学の一部が、街中から見る夜景見学に変わってしまったような気がします。
そういう私も、工場見学が大好きです。もちろん、外も中もです。
ところで、ぐりぐりももんがさんのブログのタイトルに「へたれ」って入っていましたっけ?
とよこさんへ、
タイトルを変更しました。
仕事中にブログ書いてサボっているから、へたれみたいなもんです。
それで、タイトルとバックの写真も変更しました。
このチェ・ゲバラの銅像は、キューバのサンタクララにあります。
実際に自分で撮影したのですが、キューバのお客さんは、実に良い人たちでした。あの国が社会主義とは、とても思えない。
お客さんと一緒に国土を横断した記憶が、今日、ふとよみがえりましたので、ガサゴソ写真を探し出してきて、貼り代えました。
そして、キャプションもチェンジです。前のは、人のブログから盗用しましたが、自分なりのビジネス・スタイルをこちらで既に見出しました。
そんな思いで気分一新しました。
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