こう言う海水浴場は、北海道なら年によっては無いわけでもない。
内地(本州)とは、気候が全く違うせいもある。そこが、温暖な温帯の気候に属しているのと比べて、北海道は冷涼な気候の冷帯・亜寒帯に区分されている。だから、道東とか道北のような地域では、夏の盛りと言える時季も一ヶ月に満たず、足早に過ぎ去ってしまう。気温も三十度を超えるようなことは少ない。それほど、北辺の地の夏は短く、いとおしい限りなのである。
それで、今住んでいるタイだが、夏は腐るほど有り余っている。常夏、南洋の国だから、季節も時候も糞も無い。ただ、夏だと叫んでおれば良いのである。今日も明日も三十度以上になるだけだ。四季の無い居場所は、実につまらないと感じて来る。
道産子にとって、かの地の四季はメリハリもあり、折々の季節感を味わえる風情がある。確かに、冬の厳しさは大変であろう。だが、来るべき芽吹く春の美しさに期待し、それを待ち望むのであれば耐えらよう。そんな季節の循環は、生活観を豊かにしてくれるのではないかと感じるようになった。
自分も年取ったかも知れない。
育った場所への、北帰行なのだろう。
そんな風に思いながら、今日、バンコクは35度近くまで上がったようだ。これだけ暑かったら、日本なら子供達は海水浴とかプールに出かけて夏休みを楽しむだろう。でも、道産子の自分には、そんな思い出が少ない。海水浴なんか、この人生で数度あるかないかだろう。
気候の冷涼な北海道で育ったこともある。小学校四年まで学校にはプールも無かったし、仮に水泳学習があったとしても泳げるのを強いられなかった。だから、北海道の人はかなづちが普通で、泳げない漁師も多い。しかも、北海道の海は極めて冷たい。落ちてしまえば、急激に体温が奪われて体も動かなくなるから、命は危い。だから、泳げなくても恥ずかしがる必要は無いのである。
それでも、道産子だって子供連れやら友達と一緒に海遊びはするだろう。
今年も、51ヶ所の海水浴場が海開きをしたと聞いた。大概は、七月中旬からお盆の八月十五日頃に掛けて営業する。ただ、中には三週間に満たない海水浴場もあって驚いてしまった。網走支庁のサロマ湖畔にある”ところ常南ビーチ海水浴場(北見市常呂町323)” がそれなんだが、7月25日から8月10日の間、開かれているのは二週間ちょっとの期間に過ぎない。
内地(本州)とは、気候が全く違うせいもある。そこが、温暖な温帯の気候に属しているのと比べて、北海道は冷涼な気候の冷帯・亜寒帯に区分されている。だから、道東とか道北のような地域では、夏の盛りと言える時季も一ヶ月に満たず、足早に過ぎ去ってしまう。気温も三十度を超えるようなことは少ない。それほど、北辺の地の夏は短く、いとおしい限りなのである。
それで、今住んでいるタイだが、夏は腐るほど有り余っている。常夏、南洋の国だから、季節も時候も糞も無い。ただ、夏だと叫んでおれば良いのである。今日も明日も三十度以上になるだけだ。四季の無い居場所は、実につまらないと感じて来る。
道産子にとって、かの地の四季はメリハリもあり、折々の季節感を味わえる風情がある。確かに、冬の厳しさは大変であろう。だが、来るべき芽吹く春の美しさに期待し、それを待ち望むのであれば耐えらよう。そんな季節の循環は、生活観を豊かにしてくれるのではないかと感じるようになった。
自分も年取ったかも知れない。
育った場所への、北帰行なのだろう。
そんな風に思いながら、今日、バンコクは35度近くまで上がったようだ。これだけ暑かったら、日本なら子供達は海水浴とかプールに出かけて夏休みを楽しむだろう。でも、道産子の自分には、そんな思い出が少ない。海水浴なんか、この人生で数度あるかないかだろう。
気候の冷涼な北海道で育ったこともある。小学校四年まで学校にはプールも無かったし、仮に水泳学習があったとしても泳げるのを強いられなかった。だから、北海道の人はかなづちが普通で、泳げない漁師も多い。しかも、北海道の海は極めて冷たい。落ちてしまえば、急激に体温が奪われて体も動かなくなるから、命は危い。だから、泳げなくても恥ずかしがる必要は無いのである。
それでも、道産子だって子供連れやら友達と一緒に海遊びはするだろう。
今年も、51ヶ所の海水浴場が海開きをしたと聞いた。大概は、七月中旬からお盆の八月十五日頃に掛けて営業する。ただ、中には三週間に満たない海水浴場もあって驚いてしまった。網走支庁のサロマ湖畔にある”ところ常南ビーチ海水浴場(北見市常呂町323)” がそれなんだが、7月25日から8月10日の間、開かれているのは二週間ちょっとの期間に過ぎない。
しかも、海水浴場では独自の遊泳基準を定めていて、気温と水温の合計が40度以上を「遊泳可」の目安としている。道東の気候は涼しいから、お天気と気温次第で泳げる日が限られるようなような気もした。興味もあったので、ネットでこの地域のことをいろいろと検索してみる。
なんと、7月27日の朝5時半で、気温が11.6度と報告している人がいた。
今年は悪天候のようだ。内地の人なら初冬と感じるだろう。まして、ここバンコクの住人なら経験したことの無い気温だ。実際に地元の経済情報のホームページでは、期間中、海水浴場で遊泳できた日が七日半で、禁止で泳げなかったのは九日半と紹介していた。つまり、約一週間ちょっとが泳げたのである。
利用者も、合計4975人で昨年より300人増えて大健闘とあった。遊びに来たお客さんは、泳げない日にも来ただろう。だから、単純に日割りすると一日三百人に満たないのだ。健闘なのかは分からない。それでも、9日の日曜は1624人もの人が詰掛け、例年の1.5倍の賑わいになったそうだから、地元の人も待ち望んでいたと思う。
と言うわけで、海水浴一つとっても、道産子の思い出は日本と言うより外地なのです。バンコクも洋行した結果の外地なのですが、南洋より北洋のほうが好みな貧乏社長なのでありました。(この巻き、終り)
7 件のコメント:
目の前が海水浴場ですが、私 泳げません。
今年はまともな海水浴日和がまだ4~5日だと思います。
今日の気温は20度そこそこです。
ちょっと寂しい夏で終わりそうです。
どらねこさんへ、
道産子って海水浴より、日光浴って感じですよね。北欧の人も、くる病にならないように、短い夏の間に日光浴をするそうです。日の光を浴びることは良いことだと思うのですが、タイでそんなことしたら南洋土人さながら真っ黒けに焼けてしまいます。
むしろ、こちらの女性なんか肌の色を気にして日焼けしたくないから、腕カバーしたり、日傘差したりと一生懸命です。
大阪人は、逆に海で泳ぎたがります。車で出かける人もいるし、南港等の人工海水浴場で泳ぐ人もいるし。。
大阪府の中にマトモに泳げる天然の海がないから、和歌山方面へ出かけるか、日本海まで出かける方が多いかな。水着の型が着く位、腕時計の型が着く位に日焼けした身体が、子どもにとっては格好の自慢話になります。
ちなみに大阪府には(ほぼ)人工の潮干狩り場もありますが、サルモネラ菌が出ても、出かけている人がいますよ。大阪人は意地っ張りですね(^^)
とよこさんへ、
タイ人は、南洋なのに意外に泳げない人が多いのです。仏教の国ですから、公序良俗も古風で、女性は水着になりたがりません。パタヤとかで見かける、水着姿のタイ人ねーちゃんは、水商売専門で、ある一線を越えてしまった人たちだろうと思います。
因みに、上さんは国が異なりますが、そこの土地でも水着姿の女性は少ないですね。日本は、目の保養になりますなー。そんな感じです。
はじめまして、いつもありがとうございます。
フランスでブルキニ(イスラムの女性水着)の女性を公営プールに入れなかったと報じられていますが、今後の展開が面白そうです。
以下は中国での同ニュース、写真も有り
http://www.meetokyo.net/news/shownews.php?newsid=50339
我々のフンドシも断られるでしょうか?相撲好きの大統領からただの女好きの大統領に代わってしまったので・・・。
今後ともよろしくお願いいたします。
唸声
唸声さんへ、
ようこそ、当方のへっぽこブログへお越しくださり、コメントありがとうございます。小生は、イザブログのファンでして、貴ブログも欠かさず訪問してきました。
中国ネタブログでは、最近、爺砲弾(時事放談)さんが休止になったので寂しい限りです。でも、そちらのタイムリーなニュースは、楽しく読ませて頂きますので、今後のご活躍に期待しております。
小生も、一つだけ中国ネタを取り上げました。
悟りのための、お隣さん印象度テストの巻き
http://gurigurimomonga.blogspot.com/2009/07/blog-post_26.html
日本における反中感情は、定着化しつつあると感じました。
そんな風に思います。
ぐりぐりももんがさんへ
お隣さん印象度テストを楽しく読みました。お隣さんとひと口に言っても、対象となっているのは漢族です。
『支那人を支那人と書いていたヘラルド・トリビューン紙がHAN(漢族)という表記を遣い始めた』
との書き出しで高山正之氏が「変見自在」週刊新潮8/13号に書かれていますので、どうぞお読みください。
満州帝国がどうしてできたのかが、この一文でハッキリと理解できますよ。
唸声
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