ツイッターは、制約のある中で活用方法を探すのが面白い。
一回あたりの投稿が3行広告なみのつぶやく文章量だし、絵も写真も入れることができない。それだけ、ブログに比べれば制限は多い。ただ、自分の趣味とか嗜好の合う投稿仲間を見つけたら、記事の見せ合いごっこができるのだ。”フォローする”と言う指定をすると、された側の記事がリアルタイムで、自分の画面へ表示できるような仕組みになっている。
つまり、即時性の強いタイムリーな情報交換ツールのような感じだ。そうであれば、ミキシー(mixi)のような、ソーシャルネットワーク(SNS)の親戚筋かも知れない。ただ、お仲間内から正体を受けない限り、電脳広場の門戸をくぐれないような閉鎖性は無い。参加方法が比較的緩やかに作られているから、来るものは拒まずで友達の輪を広げられるようだ。
(あさお慶一郎元参議院議員のオフィシャルサイトから簡単に登録可能。クリックで拡大画像をご確認下さい。)
このツイッターは、携帯からも入力できるし、誰にも見せない非公開設定ができるから、防備録、お小遣い帳、仕事のメモ帳なんかにも代用できてしまう。しかも、フォローできる仲間を探す目的で、検索機能が付いているのもうれしい。
これは、何か役立てられないだろうか。
キーワードから検索して、ネタ拾いをするのも良いかも知れない。そうだ。自分にとって、今一番のホットな話題なのが、”民主党が日章旗を切り刻み党旗をでっち上げた”と言う事件だ。しかも、選挙戦直前のことだったから時節柄の最新話題でもある。それで、「民主党国旗」のようなキーワードを入れて、この国旗切り裂き事件をどう感じているのか、調べて見た。
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九割以上は、嫌悪感を示していた。民主党を擁護する人は無視したかもしれない。
この嫌悪感が、ネット社会においてどのように反映されるのかは不明だ。ただ、表面へは浮上して来ないと思う。ブロガーのように情報を外に向けて発信し、ネット内のオピニオンをとりまとめる力としては、役不足だ。つぶやきの集合体では、あまりにも雑多で取りとめも無い。
このユーザー達は、二十才から四十才の世代が中心だろう。テレビや新聞のようなマスメディアを見たり読んだりしないのも普通だ。固定電話は持っていないから、間違っても、大手新聞の任意抽出による世論調査にも引っかからない。この世代は、世の中の動きを見知ろうとする際、ネット経由が総てだ。しかも、マスメディアが伝えない写真のイメージ情報は、無警戒にカラーで載る。それで、事態を容易に判断して、嫌悪感を素直に表現したはずだ。
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思うに、国旗切り裂き事件は、予想以上に反響が大きかったと言うことである。
しかも、ツイッターは、直感勝負のインパクトの強い短い素直な感想が多いから、本音も聞けて役に立つ。一方で、自民党で検索した場合、ややあきらめ気味な乗りは散見された。だがしかし、民主党が三百議席を当選圏に確保した情報には、かなりの人が警戒感を発しているのだ。
この階層は、マスメディアの影響の蚊帳の外にあるかもしれない。そして、この階層がどのような世論を形成しているのか、それを的確に把握する方法は必要だと思う。今回のツイッター検索は、個人的にやってみて、特定年代層の世論調査代わりになる気がしたのである。(新しいビジネスモデルの活用法と言うことか。)
このようにして見ると、ニワンゴの実施した”第45回衆院選挙に向けた「ネット入口調査」(8/11)”で、 支援する政党では自民党が1位になった結果も、あながち嘘ではない感じがして来る。
まだ、選挙戦は始まったばかりだ。結果を楽しみに待とうと思った貧乏社長なのでありました。(この巻き、終り)
注記:
最初にツイッターによる検索を実施したのは、8月20日(木)、午後一時ごろでした。その後、一日以上を経て検索し直しましたが、投稿の論調に違いは無いようです。ツイッターの情報は生物と言った感じもしますが、国旗の切り裂きは影響が大きいと感じました。
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