2009年10月22日木曜日

死人が出ないからと言って、報道発表を止めるなの巻き

ここタイでは、新型インフルエンザの死亡者が週間でゼロになったんだそうである。

だからと言って、もうこれ以上は死者が出ないだろうと想像の範囲で、毎週の報道発表まで止めてしまうのは、いかがなものだろう。これからは、誰が死のうが、とにかく数は分からなくなってしまった。いやはや、タイ人の気質は、正に熱しやすく冷めやすい、喉元過ぎれば熱さを忘れる、のである。


保健省の集計を見る限り、先月末の時点で新型インフルエンザによる死亡者は、確かに165人までに達してはいた。その後の一週間で、誰も死ななかったと言うのである。だから、発表をヤーメタと言うのだが、本音は統計を取るのが面倒臭くなったぐらいの話だろう。

保健省によれば、医療ボランティアを派遣するなど感染防止策に取り組んでおり、その成果が表れたと述べたようだが、インフルエンザの流行する季節はこれからやって来るのである。本格的に乾燥した時季ともなれば、細菌はそこかしこと空気中を漂い出すのだ。だから、息をして空気さえ吸い込めば、即感染の可能性は高まる。

しかも、これからは地元の人にとっては、涼しく、時に寒さが応える季節に突入するのだ。チェンマイのような北部やイサーンの東北地方では、早朝十度以下に冷え込む日もある。住宅も、暑く湿った雨季をしのぐために風通し良くできているから、密閉性も高くない。そんな造作の家に、毛布一枚にくるまって寝ていれば、凍えて風邪を引いたり、果ては凍死してしまう人だって現れてくるわけだ。

現に、今年の1月14日には、北部チェンライ県にある高床式木造住宅の床下にあるベットで、凍死しているタイ人男性(37)が発見されている。

だから、死者が出なくなったのは一時的な話なのだ。これから、インフルエンザが改めて流行り出すのではないだろうか。

そんな時に発表を止めてしまったのには、裏に理由があるからだと勘ぐらざるを得ない。これからの季節は、観光のハイシーズンだ。海外からどっと旅行客が大挙してタイに押し寄せてくる。そんな書入れ時に、どのような理由であろうと、お客さんが減っては経済がたまらないのである。


昨年は、民主化運動支持派のPDAがスワンナプーム空港を占拠したせいで、観光業界は大きな打撃を受けてしまった。その影響は計り知れないものがあって、今また、インフルエンザで二の舞になれば、今度は壊滅的と言って良いかも知れない。うーん、少数を犠牲にして、最大多数の利益、国民経済の発展を政府は求めるというのであろうか。

これも、皆が生活して生きて行くめにはしようが無いのかもしれない。

そんなやり切れなさを感じつつ、発表しなきゃ自己防衛するしかないさ、インフルエンザに絶対に罹るもんかと意気込んでみる貧乏社長なのでありました。(この巻き、終り)

2009年10月21日水曜日

久しぶりにゲロゲーロの球児・好児を思い出したの巻き



バンコクは大都会なはずだ。しかし、熱帯の気候は生きとし生けるものの生命を豊かに育んでくれる。雨季の真っ盛りともなれば、カエル君達の大合唱がどこからとなく始まりだすのだ。まさに、一夜の自然音楽会と言っていいだろう。カエル君たちの張り切りようは、この上も無い。

二階からバケツをひっくり返したように、ドンドコドンと雷様が太鼓を打ち鳴らしながら、ザザーッと降らせてくれるスコールは、天の恵みなのだろう。なぜかといえば、両生類には、適度なお湿りが必要だからだ。肺で呼吸しながら、皮膚でも呼吸するから、湿り気がどうしても必要になってしまう。毎日、必ず一回は訪れるどしゃ降りのおかげで、彼らも有頂天になって歓喜のあまり、コーラスを始めてしまうのだろう。

そうやって、一千万人の住む大都会バンコクで、カエル君たちはたくましく生きているのである。

この街は、人工的に島を無理やりこさえてできた都市から始まったらしい。チャオプラヤー川の運んできた土砂が堆積してできたデルタ(三角州)地帯に造作されたのだから、水との付き合いは切っても切れない。水路が縦横無尽に張り巡らされ、手漕ぎ舟がせわしなく行きかう水上の都、まさに昔は”東洋のベニス”と呼ばれたほどの街だ。だから、カエル君たちものんびり気楽に暮らして来られたと思う。

しかるに、今やバンコクは運河もほとんどが埋め立てられ、それがそっくり道路に変わってしまった。クルマ社会の便利な都市に変貌を遂げてしまって、さぞや、カエル君たちも不便な生活を強いられているのだろう。だから、雨が降るとあんなにいとおしく、声も割れんばかりに合唱を始めるのかもしれない。

そんな思いをめぐらせながら、バンコクは東京なんかに比べても、まだまだ自然が豊かに残っているのだなーと感じてしまった分けである。

それで、どういうわけなのか、子供時分に演芸番組で良く見た、漫才コンビ”青空球児・好児”を思い出してしまった。このコンビといえば、良くも悪しくもゲロゲーロのワンパターン蛙ネタしか思い浮かばないのだが、それだけ、芸のインパクトが強かったと言うことだろう。

「こっちでオスガエルがゲロゲーロ」、「こっちでメスガエルがゲロゲロ」、「何千、何万というカエルが鳴いてんだよ」。これに対して、「メスガエルは鳴かねえんだよ」というのがオチだったと思う。


見ている人は、またかと思うのだが、ダミ声の球児が一生懸命に汗を掻き掻き、不条理なまでに説明するのが、余りにくだらなくておかしさを誘ってしまう。好児は好児で、相手を気遣うそぶりも見せずに、平然と無理な合いの手を打って来る分けで、球児は体力の限界点に近づいてへとへとでしどろもどろになった辺りで、”メスは泣かない”と奈落に落す。

そんなギャフンと言わせるオチが仕掛けられているのは、とても面白かったのだ。

と言うわけで、五十年も生きてくると記憶があらぬところでつながり呼び覚まされて、一人で笑ってしまう貧乏社長なのでありました。
(この巻き、終り)



おまけ:カエルネタは、他に書きたいことがあったのですが、変化球で青空球児・好児まで飛んでしまいました。また改めて取り上げさせてもらいます。

2009年10月18日日曜日

パソ通巡回ソフトの先祖帰りがRSSリーダーなのかの巻き

GoogleReader”というソフトを、昨日の投稿の最後で紹介した。

それで、後になってパソコン通信の時代を思い出した。確か、似たような機能を持つ自動巡回ソフト(オートパイロット)とか言うソフトがあったはずだ。お気に入りのフォーラム(会議室・掲示板)を登録しておいて、それを巡回しながら未だ読んでいないデータをダウンロードする機能だったと覚えている。

※当時使っていたニフタームの画面

当時は、電話料金も大手商業ネットのサービス課金も結構高価だった。回線を接続しながら、フォーラムのやり取りをその場で読んで考えて返信を書き込んでいると、余計に時間も金も掛かってしまう。毎月二三万円は楽に請求された時代なのだ。だから、無駄な接続時間は、なるべく節約しなければならない。

つまり、すばやく未読のデータを先ずパソコンに保存する。後はゆっくり時間をかけながら、フォーラムに目を通して、自分の考えや意見なりをまとめる。書き込む準備ができたら、パソコン通信に接続してデータを流し込んで送信する。

こんな環境だったのだ。つまり、お金を節約する意図が先行して、この巡回ソフトが使われていたのを思い返したのである。

当時、自分が二フティーの会員になったのは、忘れもしない13年前だ。出張でバンコクに滞在していた時のことで、しょぼいスペックのラップトップにモデムを付けて、絶望的にとろい通信速度の中を、切断しまくりの環境でリポートを日本へ送っていたのである。たった、A4用紙二枚を送るだけの話が、しっかり三十分掛かっていたはずだ。

しかし、今やタイはADSLのような高速インターネットの世の中に突入した。

どだい回線スピードが違う。だから、料金を節約すると言う話は今さらお呼びでない。となると、RSSリーダーの使われる意図は、全く異なったとしてもしようがない。前の投稿でも簡単に紹介したように、自分の気に入ったサイト・ブログからは、確実に最新情報を知らせてもらえる”お知らせ機能”こそが、もっとも必要だと言うことだ。いちいち、ブラウザーのお気に入りから、更新情報のある無しに関係なく訪問するようでは、効率も悪いだろう。時間の無駄にもなる。


そんなことを考えると、RSSリーダーはネットユーザーの必須アイテムなのかもしれない。自分も、GoogleReaderには、すでに74もの巡回訪問先を登録して使い始めてみた。何と便利で優れものなのだろう。ものぐさネットユーザーには、なんと有能な執事であろうかと思った、貧乏社長なのでした。
(この巻き、終り)

おまけ:13年前の96年当時、パソコン通信なんかで出張報告を送るよりも、本当はファックスで送るのが安かったのです。でも、社長がパソコン推進派だったので、なんでも実験させてもらえました。当時としては、進んでいたのかもしれません。

2009年10月17日土曜日

好きなブログ・HPだべ!のリストを改めてみたの巻き

そんなわけで、お気に入りのブログ・HPを大幅に増やしてみた。

現在、グーグルが運営するブロガーを使用中なんだが、好きなブログ・HPのリストは、機能が豊富なので便利だ。特に、ブログ名称に加えて、更新記事のタイトルと最終更新日を一緒に表示できるようになっている。他にも、表示できる機能があって、運営サイトのロゴアイコン、最新記事のタイトルとその抜粋、サムネイル(縮小画面)なんかも、表示できるように取捨選択することができある。


このような情報読み出し機能は、どうもネットの界隈ではRSSリーダーといわれているらしい。自分は、この機能がどういうものか、はっきり言ってこれまで分かっていなかった。それで、初心者ブロガーとして、おさらいの意図もあって、グーグルを使って分かりやすい説明を探してみた。

先ず、RSSが何を意味するか分からんのである。

探し当ててみると、Rich Site Summary/RDF Site Summaryの略語で、ウエッブサイトの更新情報などを記述する書式であると言う。ブログやニュースサイトなど記事や投稿が頻繁に更新されるサイトでは、このRSSに沿って新着情報の提供を随時行なうものであるらしい。

では、次にRSSリーダーとは何なのだろう。

色々と当たってみて、自分なりに先ず咀嚼してみた。リーダーなんだから、読み取りをする機能(ソフト)には違いない。次に、常日頃、読んだり目を通すサイトを、予め登録しておく必要もある。実際に、その機能を働かせてみると、登録したサイトに新着記事・情報があるかどうかを一定時間ごとにチェックして、もしそれがあるのなら、その内容をパソコンの画面上へ知らせてくれるということだ。

つまり、このRSSリーダーは、ネタのお知らせ機能なのである。

となると、ブラウザーのお気に入りに登録したサイトを、手動でいちいち開けてチェックする手間が省ける分けである。この機能があれば、更新したサイトだけを見に行けて、サイト内で記事を探し回る時間の無駄を抑えられるのだ。

何と便利な機能であろう。

しかしながら、ブロガーのメリットは、その機能をブログ内に既に装備してある点だ。わざわざ、リーダーをインストールして、操作や登録の記述を覚えこむ必要も無い。ただひたすら、自分のブログにお気に入りページを追加して行けば良いのかも知れない。


と言うわけで、グーグルにはRSSの”GoogleReader”というソフトもあるようですので、今度はそっちを使いまくってみようかと思う貧乏社長なのでした。
(この巻き、終り)

おまけ:RSSの書式を提供できないサイトは、更新状況がチェックできません。このため、ブログのお気に入りでも、メインタイトルだけの表示となってしまいます。江坂王将のサイトも、手を加えたらどうかと思った次第なのでした。

2009年10月15日木曜日

黄金の金玉を知らないか?って言われてもの巻き

とにかく、ぶっ飛びそうなブログなのである。

ネーミングが凄いんだけど、シコシコ書いているご本人が、ふぐり玉蔵と名乗っていてどこまで羽目を外したいのか分からない。自己紹介も、何が何だか分からない感性でぐいぐい押しまくっている。

「黄金の金玉システムをひっさげあの伝説のディーラーが帰ってきた。もちろんいたいけな庶民を救うために立ち上がったのだ。続けものども!ワタスのシステムに月額マイナスという文字はない! 年齢73歳、パソコン暦21年」

写真を見た。ふんどし一丁で、カイゼルひげを生やした恰幅のいいハゲチャビンおじさんが、パソコンを背にして、レンズに向かっている。何と言うか、堂々と貫禄だけで圧倒しそうな雰囲気だ。しかも、おまけでふんどし姿の後姿も紹介されていた。ブログを読み進めて行く内に、右欄の下段で見つけたんだが、さり気ない自己表現でギャグになってしまっている。

ただ、自分はこのブログ運営者をコケにする気は毛頭も無いのである。いや、その逆と言ってよい。荒唐無稽だがなかなか真理を突いていると、思わせるところがあるのだ。

ご本人は、慶応卒業で、外資系投資銀行員として金融工学の理論を駆使してディーラーとして活躍していたらしい。リタイアしたとはいえ、市井には色々な人物がいるのものだ。異能なのか異才なのか分からんけども、経歴を信じてあげるとすれば、必読に値する箇所は多々ある。何せ、”ビビルな!金融危機を生き抜く黄金の心理(5次元文庫) ”と言うタイトルで、文庫本も出されているぐらいだからだ。

まあ、とにかく面白い。一番、感心してしまったのは、「腐る通貨について」と言う記事だった。

中央銀行の発行する紙幣は、その価値に絶対的な安心感があるから、もし、不況になれば国民は使わずに貯め込んでしまうだろう。景気を刺激したいのなら、銀行券の代わりに、政府が、一定期間、時間が過ぎるとお金の価値がゼロになってしまう減価通貨(政府紙幣)をじゃんじゃん発行して、巨大なバラマキ政策を実行する。子供手当てだって、農家所得保障だって、時間が立てばただの紙切れになるから使わずにはいられない。国民=消費者はせっせせっせと消費しまくり、景気は浮揚するだろう。それでも、消費しないで溜め込む馬鹿がいるかもしれない。そう言う臆病者のためには、銀行券と両替サービスをやれば良い。極端な話、日銀券と政府紙幣の交換レートを1対2にすれば、国民は期間限定で消費できるお足が格段に増えるのだから、先を急いで交換、消費しまくるだろう。(「中川さんがお亡くなりになった件について」も参照。)

「お金が腐るものであれば、こんな拝金主義など消えてなくなるでしょう。金持ちがますます金持ちになり、貧乏人はますます貧乏人になるような搾取型社会システムはなくなるはずです。」

なかなか、自己の欲得とは別の次元で達観した書きっぷりなので、面白く頼もしく感じた。しかも、グレシャムの法則として有名な、「悪貨は良貨に駆逐される」と言う名文句で締めくくっているのが憎い。やはり伝説のディーラーを髣髴させるところがある。しかし、なぜかは知らないが、ワタスと言ってみたり、”何々ますた”と田舎っぽい言い回しに努めるのである。その方が、上から目線にならないのかもしれない。

さて、本題はここから始まるのである。

この玉蔵さんを知ったのは、どこのブログだったのか詳しく覚えていない。ただ、地震予知にかなりご熱心な紹介コメントがあったことだけは、記憶している。正式なブログ名も明かされず、キーワードだけが、金玉、地震、ブログと紹介されていた。そして、その言葉を鍵に検索すると、本当に一発で紹介されてくるのである。驚き、びっくりしてしまった。


ブログ界隈の中では、地震を予知するテーマで書き続けている人も多い。中には、地震直前に起きると言われる強い電磁波の影響を受けた雲の形で言い当ててみたり、耳鳴りとか頭痛がするとか身体の変調を尺度に判定する、神がかり的なご託宣ブログもあったりして、信憑性には疑問の残るケースも多くある。

ただ、この玉蔵さんが予知に使うデータの出所は、HAARPと言って、アメリカのれっきとした科学的な高層大気研究プロジェクトであり、何らかの信頼性はありそうだと自分も考えるようになった。と言うのも、この観測によるデータは、グラフ化されてネットで一般に公開されている。しかも、このグラフのFluxgate Magnetometerが大きく振れると、一週間も経たない内に世界のどこかで地震が起きるというパターンが、実際に繰り返されている。昨年五月の四川大地震や、ついこの間のサモアやスマトラの大地震もそうだった。だから、局所的な予知は難しいものの、どこかで大規模な地震災害が起きると予測は付く分けである。

9月21日:ブータン地震 (マグニチュード6.3)
9月30日:インドネシア・スマトラ島沖地震(マグニチュード7.6)
9月30日:南太平洋サモア沖サモア地震(マグニチュード8.0)

図の通り、九月末に大きなグラフの変化があったし、NPO法人 大気イオン地震予測研究会e-PISCOの観測では、千葉・南房総測定点で測定値の異常な高まりを報告していたぐらいだから、すわ関東大震災の再来と踏んだ人も多かった。玉蔵さんもその一人で、地震の備えを強く説いていた。

思うに、備えあれば憂い無しなのである。

何事も起きなかったことは、これ幸いと思えばよいのだ。社会を混乱させるとか文句を言う前に、防災の心がけを呼び覚ましてくれる警鐘だと思って、情報に感謝するぐらいの気持ちでいた方がよいはずだ。災害は、忘れた頃にやってくると言う金言を忘れてはならない。

きっと、サモアやスマトラの震源から巨大なエネルギーが観測地点まで到達したから、あんな針の触れ方をしたんだろう。きっと、そうに違いないと思う貧乏社長なのでした。
(この巻き、終り)