最近、産業界では電子パーツが極端に不足・払底しています。
その結果、生産・出荷が極めて困難になるケースがぞろぞろ出始めました。
そう言えば、ついこの間も、日産自動車の日本国内4工場の生産が止まっていました。
原因は、日立製作所のエンジン制御装置の納入が遅れたことだそうです。
部品を構成する半導体市場の逼迫が背後にあるようで、調達先を一社だけに絞るとリスクを伴います。
実を言いますと、小生の勤めるタイの工場も、そろそろ危うくなってきました。
先ず、汎用電源です。
供給元から納期が大幅に遅らされて、発注ずみだった二ヶ月納期が、五ヶ月に変ってしまいました。こちらの受注残分を、どうして生産しろと言うのでしょう。
フェライトコアなので、電気では重要な部品になり争奪戦を繰り返しているのかもしれません。
実を言えば、世界中のものづくりメーカーが、恐慌がやってくると心配しすぎたのです。
挙句、生産供給力をいたずらに見直し、削減してしまいました。
こうして、不幸の連鎖は始まってしまった。
生産資材の分捕り合いなんて、信じられません。
正に、実物経済一本やりの市場ですよ。
このタイを含めてですが、インド、中国、アセアンなど新興国は、そんな感じです。
一方、欧米は金融危機の煽りで、景気が足踏み以上で後ずさりの感じもします。
日本も、先進各国の雰囲気に呑まれしまいました。
気分は曇天みたいなもんでしょう。
どうも、景気回復の波は、国々によって異なるんじゃないでしょうか。
こちらの景気は絶好調ですよ。
物価も賃金も上昇し続けているのです。
アセアンでは、好況あるのみなのだ。
となれば、欧米は墓穴を掘ったに過ぎません。
CDSとか言う金融博打と言う、実体の無いいかさまに手を出したからです。
自らをあがなうのは当然でしょう。
欧米が没落しても、アセアン諸国は関係ないのです。
依存度を下げながら、自立的に発展成長できる下地が、既に確立されました。
タイで仕事をしていて、そう思うのです。
と言うわけで、こちらは七月末の出荷を、どうしようか頭を抱えて折る最中です。
もう、欧米の経済を見るのは止しましょう。
代わりに、日本は見通しの明るいアセアンと確固たる経済関係を維持し続けなくてはなりません。
アセアンの旗をググって見ることです。
意味が分かりましたね。
(この巻き、終わり)










